フリマサイトとして知名度が高く、多くの人が利用しているメルカリでは、なんとビットコインが購入できます。
本来フリマサイトを運営している企業が仮想通貨に参入しているのは珍しいことですが、ビットコイン取引が簡単にできるのです。
利用する際には条件を満たす必要がある他、アプリをダウンロードして利用するなどの対応が必要です。
この記事では、メルカリでビットコイン取引が可能となっている要因や注意点、購入方法を解説します。
メルカリのビットコイン取引とは?
メルカリビットコインのサービスは、子会社である株式会社メルコインが提供しています。
スマホアプリのメルカリを通して、ビットコインの取引ができます。
メルカリで売った不用品などの売上金をビットコインの購入に利用することができるので、注目を集めています。
フリマサイトであるメルカリが仮想通貨取引に参入しているのは、他ではなく新たな試みとなっています。
現在参入している取引所とは大きく異なり、一般の方でも気軽に取引できる環境となっています。
年齢制限がありますが、成人年齢である満18歳以上から75歳未満であれば誰でも始められます。
買いボタンと売りボタンのみの簡単操作なので、初心者でも簡単に取引ができることからも参入する人が増えてきています。
メルカリのビットコイン取引でできること
メルカリでは、暗号資産取引所とは異なる方法を利用して、ビットコインの購入が可能です。
現在ビットコインでできることは2つの取引方法のみとなっていますが、ビットコインに触れてみたいと考えている初心者の人にはおすすめです。
・ビットコインの売却
ビットコインの購入には、メルペイ残高やメルペイが発行する無償ポイントがなども利用できます。
ビットコインを保有して売却するという現物取引が可能となっており、レートの増減によって利益を得られるようになっています。
購入して売却するという方法のみに対応していますので、FXのように売りで注文して買いで売却するという方法はできません。
売却をすると、「お買い物用に移す」もしくは「ビットコイン取引所に残す」が選択できます。
「お買い物用に移す」では、メルペイ残高に移すことができます。これにより、メルカリアプリやメルペイが利用できるお店でのお買い物ができます。
メルペイはiD決済に対応のお店と、メルペイコード決済に対応のお店などで使うことができます。
例えば、イオン、イトーヨーカドー、ウエルシア、牛角、ココカラファイン、吉野家、すき家、セブンイレブン、マクドナルド、ビックカメラ、ブックオフなどに対応しています。
「ビットコイン取引所に残す」を選択することで、再度購入したいタイミングでスムーズに取引することができます。
どちらを選択しても後から資金の移動ができるので、問題ないでしょう。
少額から取引が始められる
メルカリでは、取引できる最低金額は1円からとなっています。
1円分のビットコインの購入ができることから、簡単に投資体験ができるサービスです。
購入時に支払う費用については、現金以外にも対応している手法があります。キャンペーンなどを利用して、お得に購入できる場合もあります。
・メルカリのポイント
メルカリのポイントを消費することでビットコインが購入できるようになっています。
キャンペーンでもらったポイントや利用予定がないポイントでビットコインを手に入れることが可能です。
購入できるタイミング、売却できるタイミングはすべて自由で、24時間取引できる環境が整備されています。
レートについても仮想通貨取引所と同じものが採用されているため、レートが明らかにおかしいという状況は起こりません。
一般的なビットコイン取引を楽しめるという観点では極めて使いやすくなっており、ビットコイン購入を始めてみたい初心者には、おすすめのプラットフォームです。
メルコインを利用してビットコインを売買する
メルカリでビットコインを購入する場合には、メルコインと呼ばれるサービスを利用しなければなりません。
メルコインはメルカリのアプリでビットコインが購入できるように仕組みを作った会社であり、ビットコインに関連しているサービスのすべてを統括しています。
基本的にはメルコインが提供しているサービスを活用してビットコインを購入し、自分のタイミングで売却をします。
メルカリとは関連のある会社ですが、仮想通貨専用でサービスが提供されています。
仮想通貨取引所と同じような機能を持たせるために、メルコインは様々なシステムを開発し、取引できる環境を作りました。
仮想通貨取引所を開設不要で、ビットコインやイーサリアム投資をスタートできます。
以前までは、個人の仮想通貨取引に関して、敷居が高いものとなっていました。
しかし、今回のメルカリの参入により、日本にとって仮想通貨が一般的になっていくことが考えられるでしょう。
メルコインは今後も開発を続けることをアピールしており、より取引しやすいサービスを準備してくれるはずです。
メルコインでは、取り扱い仮想通貨が少ない?
現在、メルコインで取引対象となっている仮想通貨はビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のみです。
今後も拡充されていく可能性はありますが、現時点では2種類と少なめです。
ビットコインとイーサリアム以外の銘柄を希望している場合には、仮想通貨取引所の口座を開設して購入しなければなりません。
メルコインとCoincheckの取扱銘柄一覧
例として、仮想通貨取引所「コインチェック(Coincheck)」とメルコインで取り扱われている銘柄を比較してみます。
以下が一覧となります。
メルコイン (メルカリでビットコイン) | Coincheck | |
ビットコイン(BTC) | ◯ | ◯ |
イーサリアム(ETH) | ◯ | ◯ |
イーサリアムクラシック(ETC) | – | ◯ |
リスク(LSK) | – | ◯ |
リップル(XRP) | – | ◯ |
ネム(XEM) | – | ◯ |
ライトコイン(LTC) | – | ◯ |
ビットコインキャッシュ(BCH) | – | ◯ |
モナコイン(MONA) | – | ◯ |
ステラルーメン(XLM) | – | ◯ |
クアンタム(QTUM) | – | ◯ |
ベーシックアテンショントークン (BAT) | – | ◯ |
アイオーエスティー(IOST) | – | ◯ |
エンジンコイン(ENJ) | – | ◯ |
パレットトークン(PLT) | – | ◯ |
サンド(SAND) | – | ◯ |
ポルカドット(DOT) | – | ◯ |
フィナンシェトークン(FNCT) | – | ◯ |
チリーズ(CHZ) | – | ◯ |
チェーンリンク(LINK) | – | ◯ |
メイカー(MKR) | – | ◯ |
ダイ(DAI) | – | ◯ |
ポリゴン(MATIC) | – | ◯ |
エイプコイン(APE) | – | ◯ |
アクシーインフィニティー (AXS) | – | ◯ |
イミュータブルエックス(IMX) | – | ◯ |
ラップドビットコイン(WBTC) | – | ◯ |
アバランチ(AVAX) | – | ◯ |
シバイヌ(SHIB) | – | ◯ |
Coincheckでは、現時点で29銘柄の取引ができます。
一方で、メルコイン(メルカリでビットコイン取引)では、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のみとなっています。
メルカリでは、用途が少し異なるため、ポイント投資や不用品の売却、断捨離によって得た収益をビットコイン投資に回したいというユーザーには向いています。
しかし、仮想通貨を色々と持ちたい人には向いておらず、銘柄を増やしたいと思っている時には正規の仮想通貨取引所で購入するのがおすすめです。
今後仮想通貨を増やすことを検討中?
メルカリでは今後仮想通貨を増やすことも検討しています。
仮想通貨を増やすことによって、事実上メルカリは仮想通貨取引所として利用できる状態となり、より利益を出しやすい状況を作りやすくもなっていきます。
現在は検討というだけに留まっていますが、実際に導入されることになればメルカリを利用する人はさらに増え、仮想通貨購入者は増加していくのは間違いありません。
しかし、仮想通貨を増やすためにはちょっとした壁もあります。
・メルカリが対応できる銘柄を把握しきれていない
・銘柄を増やしてユーザーが混乱するのは避けたい
銘柄を増やしてもユーザーが増えないことには効果的ではないことから、よりユーザーを増やすために必要とされる銘柄が重要視されます。
また、メルカリも対応できる銘柄が何か把握しきれていない点もあり、現時点で検討レベルに留まっているのも事実です。
色々な銘柄が取引できるようになれば便利ですが、一方でユーザーは何を購入すれば利益が出るのかわかりづらくなってしまいます。
どの銘柄を準備するのかが重要になっていくのは間違いなく、ビットコインと対等レベルの知名度を誇っている銘柄が求められます。
もし、さまざまなコインに興味がある方、本気で仮想通貨投資を始めたいのなら、知恵袋でも言われているように、「Coincheck(コインチェック)」などを取引所口座の開設が必須となります。
本格的に仮想通貨を始めるならCoincheckがおすすめ
名称 | Coincheck(コインチェック) |
年齢制限 | 18歳以上75歳未満 |
取扱銘柄数 | 31種類 |
現物取引形式 | ・販売所 ・取引所 |
取引手数料 | 販売所:無料(スプレッドあり) |
取引手数料 (取引所・BTC) | 無料 |
最小取引数量 (BTC・販売所) | 500円 |
積立投資 | 可 |
ステーキング | 不可 |
レバレッジ | 不可 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 407円 |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
・取引手数料(BTC)が無料
・少額から取引ができる
・出金手数料がかかる
・ステーキングが利用できない
コインチェックは、アプリの使いやすさから、初めての方にも人気の仮想通貨取引所です。
取り扱い通貨数31種類で国内最大級で、さまざまな銘柄の取引ができます。
Coincheckつみたてというサービスも提供されており、ビットコインをはじめ複数の通貨で積立運用が可能です。
約300円からの少額積立もできるので初心者でも気軽にスタートできます。
特徴1「取扱通貨が豊富」
コインチェックの人気の理由の一つには、取扱通貨が31種類と豊富さにあります。
ビットコインやイーサリアムを初めてとした、主要コインはもちろん、数多くのアルトコインの取引ができます。
ポリゴン(MATIC)や柴犬コイン(SHIB)、エイプコイン(APE)といった珍しい銘柄に投資することも可能です。
上場する銘柄は、今後も増えていくことが期待できるでしょう。
特徴2「取引手数料(BTC)が無料」
少額取引では、あまり気にする必要がないかもしれませんが、今後少しずつ投資金額を増やしていくのであれば、手数料を知っておくことが重要です。
コインチェックでは、販売所と取引所でのビットコインの取引手数料が無料です。
手数料は、無駄な必要となってしまうので、無料というのはとても嬉しいですね。
アプリの使いやすさから初心者にもおすすめの取引所と言えるでしょう。
メルコインの評判は?将来性はある?
フリマサイトが仮想通貨取引所として参入しているのは異例です。
本来であれば仮想通貨取引所専門としてサービスを提供するのが一般的であり、何かのサービスと兼任で行っているというのはほぼありません。
ここからは、メルコインを使うべきなのか?評判はどうなのか?将来性についても考えていきましょう。
メルカリはフリマサイトとしてサービスを提供しつつ、メルコインを利用して仮想通貨取引所を提供していることから、2つのサービスを提供しています。
2つの異なるサービスを提供することにより、メルカリは多角的な経営ができているのです。
・フリマサイトで一般ユーザーをすぐに呼び込める
・仮想通貨取引所としてユーザーを呼び込めば更に人は増える
・多くのユーザーを確保してメルカリをいいサイトへ変えていく
メルカリで、仮想通貨を取引するプラットフォームは、非常にシンプルで使いやすい仕様となっています。
複雑なことはなく、売り買いのボタンだけで取引できます。手数料が無料ということからも、評判が良いようです。
現時点でもフリマサイトとしてサービスを提供するだけでも利用者数は、増加していきそうですが、仮想通貨取引所としてサービスを提供すれば更にユーザーが増えていくことが期待できます。
もちろんフリマアプリ限定でサービスを利用していく人もいれば、仮想通貨取引所として利用していく人もいます。
色々な用途を持っているサイトを利用していくことによって、メルカリは、更に知名度向上を得られるかもしれません。
ユーザー獲得は、企業の売上にも反映されるため、本格的な仮想通貨取引所を立ち上げる可能性もあるのではないでしょうか。
これにより、イーサリアムやリップルのようなアルトコインの上場といったことも考えられます。
個人ユーザーを多く取り入れられる点からも、将来性があると言えるでしょう。
それでは、メルコインを実際に始めてみましょう。
メルカリでビットコインの始め方
メルカリではビットコイン取引が可能となっていますが、取引する際には手順を知らなければなりません。
アカウントさえ持っていれば誰でも取引できるというものではなく、満18歳以上から75歳未満という年齢制限が設けられています。
また、登録には、本人確認書類が必要となります。
認証手続きなどがありますので、メルカリで不用品を売買する時とは違い、準備するものが増えることを覚えておきましょう。
実際にメルカリでビットコインを取引する際は、次の手順でスタートすることができます。
2. アプリにアクセスして「ビットコインを買う」をタップ
3. 生体認証や本人確認の手続きを進める
4. 各種重要事項に同意して次の画面へ進む
5. 購入目的などを入力して購入できる状態にする
6. ビットコイン購入に必要な金額をチャージ
7. チャージしたお金を利用してビットコインを購入する
8. 一定の利益が出た段階でビットコインを売却する
手順は少し複雑なものとなっていますが、一度登録してしまえば、それ以降はスムーズにビットコインの購入ができます。
まずはビットコイン取引ができる環境を準備をしてください。
最終的にはビットコインを売却することができます。もし、利益が得られば、メルペイにチャージしたり、現金化して買い物をするなど便利に活用できるかもしれません。
早速、メルカリでビットコインを購入する手順を詳しく説明します。
メルカリアプリのアカウントを作成する
まずはメルカリアプリのアカウントを作成します。
メルカリアプリと記載していますが、メルカリのアカウントを持っていれば問題ありません。
メルカリでは必要な情報を入力するとアカウントが作成できるようになり、不用品などの出品ができます。
まずはアカウント作成を完了させ、次の手順に進みましょう。
アプリにアクセスして「ビットコインを買う」をタップ
メルコインの機能はアプリにしか用意されていないため、アプリをダウンロードしてください。
次にアプリにアクセスして「ビットコインを買う」をタップしてください。
ビットコイン購入に必要な手続きに進めます。
なお、パソコンでは仮想通貨購入画面が用意されていないことから、iPhoneやAndroidなどのスマホを準備しなければなりません。
生体認証や本人確認の手続きを進める
ここからは、メルカリのビットコインを始めるにあたって重要な作業となります。
次に、必要とされるのが生体認証や本人確認の手続きです。
まずは生体認証について説明します。
・生体認証が完了すると本人確認の画面へ移動できる
・生体認証が利用できないと次の画面へ移動できない
最近のほとんどの端末では生体認証機能に対応しているので、問題ないかと思います。
生体認証とは、本人であることの証明を取るものです。
基本的には顔認証(Face ID)や指紋認証など、端末に対応しているものを利用してください。
古い端末だと生体認証機能が利用できないため、対応しているスマートフォンに機種変更などが必要となります。
生体認証機能をクリアすると、本人確認へと進みます。
・身分証明書の場合は自撮り写真も必要となる
・面倒な場合はマイナンバーカードを利用した確認方法がおすすめ
本人確認は身分証明書と自撮り写真を組み合わせているものでも構いませんが、確認作業に多くの時間がかかってしまうことからあまりおすすめされていません。
マイナンバーカードを持っている人は、端末にカードを読み取らせて確認する方法がありますので、活用すれば短時間で申請することができます。
基本的にはマイナンバーカードを活用した方法を利用し、持っていない方は、自撮りの方法で確認するといった形になるでしょう。
なお、メルカリで既に確認作業を終えている場合、このステップを省略できます。
次の手続きに移動してください。
各種重要事項に同意して次の画面へ進む
各種必要とされている重要事項に同意して、次の画面へ移動します。
重要事項として様々な情報が記載されています。1つ1つ確認して同意してください。
同意する場合、「すべての重要事項に同意する」という部分にチェックを入れれば完了するようになっています。
ビットコインでは、購入時に気をつけなければならない点も多いため、必ず確認しておいてください。
購入目的などを入力する
ビットコインの購入目的など情報を入力していきます。
金融取引には、購入理由などの提供が必要とされています。
主に確認される項目は次の2つです。
・ビットコインの購入目的
この項目で確認されているのはアンケートと同じ状況となっておりますが、必ず正しい内容を入力してください。
ビットコイン購入に必要な金額をチャージ
次にビットコインの購入に必要な金額をチャージしていきます。
メルカリのフリマアプリで売り上げた金額をそのまま利用することもできますが、その他にも入金方法があるので覚えておくと便利です。
ビットコイン購入に必要なチャージ方法は次の通りです。
・銀行振込
・ATM振込
・ネットバンク決済
メルペイを持っている人はメルペイを活用して残高を支払えばビットコインが購入できます。
メルペイを利用する場合、残高不足となっているとビットコインの購入ができません。前もってチャージしておきましょう。
銀行振込やATMによる支払い、ネットバンクを利用した方法でもチャージできます。
ネットバンクを持っていれば自宅からいつでもチャージが可能なので、とても便利です。
チャージしたお金を利用してビットコインを購入する
無事チャージが完了すれば、ビットコインの購入ができます。
ビットコインを購入するためには、レートを確認しておくことが重要です。
画面上のチャートを確認して、自分の良いと思うタイミングで取引を決定します。
ビットコインを購入する際に金額を入力します。
「購入額の確認へ」ボタンをタップします。
内容に問題がなければ「この内容で購入する」を押せばビットコインの購入が完了です。
仮想通貨取引所とは少し異なる方法を採用していることから、初心者でも購入しやすい状況が作られています。
仮想通貨取引所 | 指値など細かな設定をする必要がある |
メルカリ | 購入金額を入力するだけで購入できる |
仮想通貨取引所では、レートを確認して、状況に応じて指値などを入力があります。
しかし、メルカリの場合、金額を入力して「買う」ボタンを押すだけで、ビットコインの取引が完結します。
非常に使いやすい方法を採用していることから、初心者でも悩むことなく簡単にビットコインがはじめられます。
続いて、ビットコインの売却方法を覚えておきましょう。
一定の利益が出た段階でビットコインを売却する
ビットコインを購入したら、いずれは、売却するタイミングを考えなければなりません。
ビットコインの売却には、レートが重要になっていきます。
Coincheck(コインチェック)の高機能チャートを利用して、ビットコインのレートを確認すると便利です。
現在のレートが上昇しているのか、下落しているのかしっかりチェックしておきましょう。
ビットコインが上昇する | 値上がりしているため利益が出る |
ビットコインが下落する | 値下がりしているため損失が出る |
ビットコインが上昇しているタイミングで売却することにより、利益を出すことができます。
ビットコインは、状況次第で大きく価格変動が発生することがあります。
大きく儲かることがある一方で、多大な損失を抱えてしまうこともあるので、注意が必要です。
仮想通貨投資には、リスクがあるということも忘れないようにしてください。
売却利益はメルペイを利用してメルカリ内で利用可能
ビットコインの売却利益はメルペイを利用することにより、メルカリの内部でお買い物が可能です。
売却している利益は、現金に変換する方法もありますが、メルカリのヘビーユーザーの方は、そのままにしておくのが便利かもしれません。
メルペイを利用しない場合は、すぐに出金して、現金化することもできます。
状況に応じて、使い分けするのがおすすめです。
メルカリでビットコインを購入するための条件
メルカリでビットコイン購入できる状況はとても便利ですが、取引を始めるには、いくつか注意しなければいけないことがあります。
メルカリでビットコインを購入できる人は限られており、次の条件を満たしている人のみが利用開始の対象となります。
・アプリで本人確認を完了させていること
・年齢が18歳以上75歳未満であること
まず、大前提として、メルカリでビットコインを購入できる方というのは、日本限定となります。海外のユーザーが利用できないようにルールが設けられています。
また、本人確認が終わっていないことには利用開始ができないため、事前に本人確認書類を用意して、登録の申請をしておくことが必須となっています。
ここからは、メルカリでビットコインを購入できる人やルールを詳しく説明します。
日本在住であること
メルカリでビットコインを購入できるのは日本在住の人だけです。
海外在住の人は利用できず、日本に在住していることが条件となります。
・日本に在住している外国人は取引できる
日本人であれば誰でも取引ができるものではなく、海外に在住している場合、日本に対応している身分証明書の確認ができる状況ではないと判断されれば登録が認められません。
ただ、海外の人でも日本に在住しており、通常通りに確認作業ができるようであれば、登録が可能となっています。
詳細なルールは、メルコインの公式ウェブサイトで確認してください。
なお、日本在住時点で購入できるようにしたとしても、海外に移住していると判断されればビットコイン購入の契約は取り消されます。
アプリやパソコンで本人確認を完了させていること
アプリまたはパソコン版のメルカリを利用して、本人確認を完了させなければなりません。
先ほども説明した通り、メルカリでビットコインを手に入れるためには本人確認が必要で、マイナンバーか免許証などを撮影して提出する必要があります。
本人確認が実行されていない方は、個人の証明ができないことから、登録ができないものと判断されてしまいます。
本人確認は必須となっていますので、必ず正しい情報をアップロードしてください。
年齢が18歳以上75歳未満であること
メルカリでビットコインを購入するためには、年齢が18歳以上75歳未満であることが条件とされます。
年齢制限が存在している背景には、年齢によるリスクを軽減するために必要とされているためです。
18歳未満 | 商品に関する知識がないことから利用できないものと判断される |
75歳以上 | 責任能力が担保されているか不透明のため購入できなくなっている |
未成年の場合は責任能力も含めて、ビットコインに関連する知識が足りないと判断されており、購入できない状況となっています。
一方で高齢者の場合は責任能力が足りなくなってくる他、資金をつぎ込みすぎてトラブルになる恐れがあることから利用できなくなります。
年齢制限は幅広くなっているものの、基本的に未成年や高齢者以外は対応できるものとしてみなされています。
なお、購入できる年齢を超えてしまった高齢者は、売却のみが可能といった形に変わることに注意してください。
もし、75歳以上でも仮想通貨取引したい場合は「GMOコイン」という仮想通貨取引所を利用するのも良いでしょう。
メルカリのビットコイン取引を利用するメリット
メルカリでビットコインを購入するのには、以下のようなメリットがあります。
・メルカリで不用品を売って投資ができる
・取引手数料が無料
・メルペイに売却資金をチャージできる
・取引結果などが全てメルカリアプリで確認できる
仮想通貨取引所へ登録しなくても、メルカリでビットコインが手に入るため複雑な手間がかかりません。
メルカリで不用品を売ったら、その売上金でビットコインで資産運用できるのも嬉しいサービスです。
また、売却資金の活用方法もしっかり準備されていることから、利益を得た場合に色々な方向で使えるようにされているのも大きなポイントです。
取引結果も確認できるようになっていることから、仮想通貨取引所と同じように管理できるという点も確定申告をする際にも便利です。
さらに、細かくメリットを見ていきましょう。
仮想通貨取引所へ登録しなくてもビットコインが保有できる
仮想通貨取引所へ登録していないユーザーも、メルカリのアカウントさえ持っていればビットコインが購入できます。
一般的な仮想通貨取引所はアカウント作成が必要となっているものの、メルカリの場合はフリマサイト用のアカウントを持っていれば購入できるのです。
別の登録が必要としないのはいいところで、簡単にビットコイン購入ができる環境を作れるようになります。
今まで仮想通貨取引所に登録していなかったユーザーも、ビットコインの購入だけであればメルカリで対応できるのはいいところです。
メルカリで不用品を売って投資ができる
メルカリの基本的なサービスは、要らなくなった商品などを出品してお小遣い稼ぎができるというものです。
今までは、売上金を現金化したり、メルペイにチャージすることが主流となっていました。
そこで、今回登場したのが、メルコインでビットコインに投資ができるというサービスです。
これにより、メルカリ内で商品を売った売上金を利用して、ビットコインの購入ができるようになりました。
仮想通貨初心者も簡単に参入できることから、投資体験としても非常に便利に活用ができるでしょう。
取引手数料が無料
メルコインでは、仮想通貨の取引手数料が無料です。
通常の仮想通貨取引所では、取引手数料が徴収されるのが一般的です。
メルカリで、ビットコインやイーサリアムなどを取引する際の手数料がかからないため、無駄な費用を節約することができます。
メルペイに売却資金をチャージできる
ビットコインの売却資金はメルペイ残高にチャージにも対応しており、メルカリで利用できるほか、スーパーやレストラン、ドラッグストア等でも決済が可能です。
メルペイ残高は、メルカリ内でも使えるようになりますので、ほしい商品があればビットコインで得た収益で手に入れることができるかもしれません。
チャージして使いきれなくても、再度ビットコインへ再投資したり、銀行振替で現金化することも可能なので、安心です。
取引結果などが全てメルカリアプリで確認できる
ビットコインの取引結果についてはメルカリアプリで確認できるようになっています。
メルカリで、仮想通貨取引で得た利益にも税金がかかってきます。
収支の確認がしやすく、確定申告をする際にも便利に活用できるでしょう。
ビットコインの売買で利益を得るためには、収支結果をしっかり自分で付けておかなければなりませんが、メルカリであれば自動で取引結果が記録されます。
仮想通貨取引所 | 過去のデータを自分で確認・帳簿しなければならない事例あり |
メルカリ | 自動で取引結果が記録される |
メルカリアプリさえ使っていれば、取引結果が簡単にわかるようになっているのは大きなメリットで、取引で損失が発生した時のも確認できます。
収支の状況を判断して、ビットコインの購入額を増やす、または減らすなどの対応もできますので、資金管理もしやすくなります。
ビットコインで資産運用を考えている人は、取引結果をしっかり把握しておくことが重要です。
メルカリでビットコインを購入する際の注意点
メルカリでビットコインを購入するには、メリットだけでなく、注意しなければならない点もあります。
・スプレッドが発生する
・保有しているビットコインは送金できない
・取引限度額を超えるとビットコインが購入できなくなる
レートの変動には気をつけて、購入タイミングをしっかり計ってください。
また、ビットコインは保有するだけであり、送金等に利用できない点に注意しておきましょう。
ここからは、ビットコインを購入する際の注意点を詳しく説明します。
損失が発生するリスクがある
メルカリのビットコイン取引も、仮想通貨取引所と同じようにレートが変動しています。
レートの変動について把握しづらいシステムのため、チャートがどのように変化しているのかが分かりずらいのがデメリットです。
しっかり把握しておかないと、高いところで購入して利益が出づらい状況になってしまいます。
売上金で投資している場合には、せっかく商品を売って収益を得たのに、大きなマイナスとなってしまうリスクがあることを忘れないようにしてください。
ビットコインやイーサリアムのレートの変動状況は「コインチェック(Coincheck)」の取引所口座を開設して、高性能なチャートなど利用するのがおすすめです。
スプレッドが発生する
メルコインでは、仮想通貨を取引する際に、スプレッドというものが発生します。
スプレッドは、売値と買値の価格差のことです。
例として、ある時期のビットコインの買値が1000万円だとします。同時間帯の売値が990万円になっています。この10万円の価格差をスプレッドと言います。
つまり、1000万円でビットコインを購入したとすると、売値が1000万円を超えなければ、損失が発生してしまうのです。
これを知らずに、短時間で何度も売り買いしてしまうと、大きな損失に繋がってしまう危険性があります。
保有しているビットコインは送金できない
メルコインで、保有しているビットコインは別の場所へ送金はできません。
一般的な仮想通貨取引所ではビットコインを別の取引所やウォレットへ移動することができますが、メルカリではビットコインの売買しかできないようになっています。
送金機能を利用したい場合は、仮想通貨取引所へ登録する必要があります。
さらに、本格的に仮想通貨を始めたい方は、メルカリ以外のサービスを検討するのが良いでしょう。
仮想通貨取引所で、投資を始めたい方は、以下の記事も併せて読んでおくようにしてください。
取引限度額を超えるとビットコインが購入できなくなる
取引限度額を超えてしまった場合はビットコインが購入できません。
具体的には、年収や金融資産の額、年齢などが関係しています。
上記の内容で決定されるため、個人個人で限度額が異なります。
限度額を超えてしまい、ビットコインが購入できない時は状況のチェックが大切です。
まとめ
メルカリのメルコインでは、ビットコイン取引が簡単にできます。
仮想通貨取引所を経由してないという点では、新たな試みです。
メルカリ内で、不用品を売って、その売上金をビットコイン投資に利用ができます。
気軽に投資が始められることからも、これからユーザー数も増えていきそうですね。
基本的には、売買限定となっていますが、投資目的で利用するのであれば十分使いやすいサービスです。
1円といった少額やキャンペーンなどでもらったポイントで投資できるので、仮想通貨に触れてみたい方にもおすすめのプラットフォームだと言えるでしょう。
ただし、本格的に仮想通貨を始めるなら、「Coincheck(コインチェック)」などの取引所口座の開設が必須となります。
まずは、Coincheck(コインチェック)の取引所にアクセスして、詳細を確認してみましょう。