近年、仮想通貨界隈では、草コインやミームコインが話題となっています。
まだ世界で認知されていない、もしくは新規プロジェクトの段階で投資して大きな上昇を狙う投資家も増えてきています。
仮想通貨、HayCoin(HAY / ヘイ)もミームコインの一種で、ローンチからたった11日で10倍以上に高騰したことでも話題になりました。
また、世界にたった4枚しか存在しないコインということから注目している人もいるようです。
今回の記事では、HayCoin(HAY / ヘイ)とはなにか?将来性や買い方について解説していきます。
HayCoin(HAY / ヘイ)とは?
HayCoin(ヘイコイン)は、Uniswap(ユニスワップ)の創業者であるヘイデン・アダムス氏(Hayden Adams)が、2018年に作成したコインです。
ティッカーシンボルは、HAYとなっています。
ちなみにですが、Hayは英語で干し草という意味があります。
このコインは、アダムス氏がUniswap v1のリリース前のテストのために利用するためのものでした。この頃は、ガス代が非常に安かったこともあり、メインネットをテストネットとして使用できたようです。
このことから、Uniswap v1での史上初のトークンだと言えるでしょう。
v1のリリース後に、総供給量のごく一部を利用して流動性プールをテストとして作成を行い、残りのコインはウォレットに残していました。
その後もUniswap v1からv2へのコントラクトを移動するためのテストにも利用されていました。
先日、HayCoinがv1に存在することに気づいた匿名プロジェクトは、残っていたトークンを全て購入しました。
そして、2023年10月12日にv3プールに1枚のイーサリアム(ETH)を追加してHayCoin(HAY)をローンチしたのです。
現在は、ミームコインとして取引されています。
最大供給量の99.99%がBurnされた
アダムス氏自身、HayCoinが取引されていることに驚いていたようです。
アダムス氏のウォレットには、HayCoinが残っていました。しかし、ミームコインを売買する人がいることからHayCoinを保有することは、自分にとって心地よくないので保有する全てのコイン(99.99%)をBurn(バーン)をしたと伝えました。
この価値は、当時の価格で$650ビリオンに相当する額となっていました。
これによりHayCoin(HAY)の価格が高騰し、最安値約$350,649から$4,713,200まで「約13倍」に達しました。
ローンチからたった11日で大きく価格を上げたことで話題となったミームコインの一つです。
HayCoinは、プロジェクトスタート当初、コインのアイコンがアダムス氏の顔の画像になっていました。
これに対してアダムス氏は、「今後このコインに一切関与するつもりない。」と発表しています。そして、自分の顔写真であるPFP(プロフィールピクチャー)を新しいロゴに変更するように要請しています。
現在は、コインマークの中央にHAYと書かれ、文字の周りに干し草が複数描かれたものが、ロゴとなっています。
モチーフのキャラクターは、Uniswapにちなんだユニコーンとなっています。
HayCoin(HAY)は、世界に4枚しか存在しない
HayCoin(HAY)は、99.99%のコインをアダムス氏がBurn(バーン)したことによって世の中から全ての循環供給枚数が無くなりました。
まずは、HayCoinの最大供給量や総供給量、循環供給量などを見ていきましょう。
コイン名 | HayCoin |
ティッカーシンボル | HAY |
最大供給量 | 999.999枚 |
総供給量 | 約95.3枚 |
循環供給量 | 4.14枚 |
最大供給量の中に残った、総供給量約95.3枚のコインのうち約91.1枚と他にもBurnされた枚数を差し引くと循環供給量は、「4.14枚」と公式ウェブサイトで公表されています。
詳しく調べると約4.239枚のコインが残っていそうですが、公式サイトでは4.14枚と記載されているので他にもBurnされた枚数があるのかもしれません。
ビットコインやイーサリアムなど数多くある仮想通貨の中でも非常に枚数の少ないコインとなっています。
ちなみにですが、ビットコインの総供給量は、2100万枚となっています。
ビットコインと比較すると、HayCoinは非常に少ないコインだということが分かります。
HayCoinをBurnするCryptzyCoin?
過去に、同コミュニティが立ち上げたCryptzyCoin(CRYPTZY)というコインが存在します。
総供給量1枚と非常に少ないコインとなっています。
CryptzyCoinは、売買に2%のTaxが組み込まれています。この一部が利用されてHayCoinがBurnされるメカニズムが組み込まれています。
これにより、CryptzyCoinが取引される毎に、HayCoinがBurnウォレットに送り込まれる仕組みです。
最安値は、約$2256で最高値は、約$35965となっており15.9倍というHayCoinを超える上昇を見せました。
CryptzyCoinの取引の増加からHayCoinもBurnされていきました。
現時点では、プールが非常に少ない状況です。保有者も少なく、それ以降ほぼ取引はされていません。
HayCoin(HAY)の将来性は?
HayCoin(HAY)は、ミームコインです。
将来性は、誰にも分からないです。
ただ、Uniswap v1で作成された初めてのコインであることやUniswapの創業者アダムス氏がHayCoinを作成したことなどの経歴があることから再度、注目される可能性はあります。
アダムス氏は、今後このコインに一切関わらないとして、保有するHayCoinを全てBurnして放棄していることから、証券とみなされないかもしれないという点では、暗号資産として有益とも言われています。
ミームコインの多くは、$0.000001のように発行枚数を多くし、価格を安く見せることで注目を浴びることがあります。
しかし、HAYコインのように循環供給枚数が少ないことで価格が非常に高く見えてしまいます。
現時点で1枚の価値が約$330,000(日本円で約4800万円)です。
高額に見えてしまい手の届かないようにも見えますが、時価総額はまだまだ大きくないため、他の$0.000001のようなミームコインと価値はほとんど変わりありません。
一方で、価格を高く見せることによって逆に注目されやすいこともあります。将来は、再燃することがあるかもしれません。
今までは、ビットコインのような有名なコインが目立っていました。しかし、有名でないコインが10倍や100倍といった大きな上昇を見せたことで、草コインやミームコインにも目を向けられるようになってきています。
過去に38万円分の柴犬コインが、1760億円になったという驚異的な価格高騰の事例のように、誰もが絶対に上昇しないと思った通貨が信じられないほどのパフォーマンスを成し遂げることもあるのです。
ちなみにですが私自身、「柴犬コイン1万円チャレンジ」という企画を当ブログでおこなっています。
柴犬コインについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。
柴犬コイン(SHIBA INU)1万円チャレンジ|10年長期投資!将来1円になる?
柴犬コインの事例を考えるとHayCoinが、今後もコミュニティの力で運営されていけば将来性があると言えるかもしれません。
その理由は、いくつかあります。
一つには、英語での挨拶「Hey(ヘイ)」という言葉をよく使われることから、HAYコインを連想させるのに良いとも言われています。
また、DeFi(Decentralized Finance / 分散型金融)であるUniswapにも独自のトークンがあり、ティッカーシンボルUNIという通貨が、Binanceをはじめ、HTX、OKX、Coinbase、Bybit、Gateなど数々の取引所に上場をしており売買が行われています。
このUniswap(UNI)が、アダムス氏の大きなプロジェクトで、世界的にも期待されています。
このUniswap(UNI)の価格が大きく高騰することで、HayCoin(HAY)も価格が伸びていくことがあるかもしれませんね。どちらのコインもモチーフは、ユニコーンなのでそういったことでも注目されるでしょう。
他にもHayCoinは、世界にたった4枚しか存在しないということでも希少価値が高く見られる可能性があります。
ビットコインが2100万枚でゴールド(金)と同様かそれ以上の価値があると言われているように、HayCoinもそのような認識がされれば、特別な扱いを受けることも否定できません。
HayCoinの価格が上昇すると、新たにBurnプロジェクトを立ち上げられることも予測できます。
それによって、4枚あるコインからさらにBurnが進み、1枚、2枚のコインが循環供給量から減らされるようなことがあればさらに価格高騰にも繋がることも期待されます。
ただし、現時点でUniswap v2では流動性プール(Liquidity Pool)がロックされていません。
ですので、イカゲームコイン(SQUID GAME)などでも注目を集めたワード「Rug Pull(ラグプル)」のリスクがあることにも注意する必要がありそうです。
ローンチから現在までのHayCoin(HAY)チャート
続いて、ローンチから現在まで(このブログ投稿時点)のHayCoin(HAY)、TradingViewのチャートを見ていきましょう。
TradingViewに登録しておくことで、数多くのミームコインのチャートを見ることができます。分析に非常に重宝しますので、おすすめです。
さて、HayCoin(HAY)がローンチして、数日で大きな上昇を見せました。
Uniswap v2では、最安値約$350,649から最高値$4,713,200まで高騰しました。
ローンチから約13倍を記録しています。
この急騰は、たった11日で達成しています。
HayCoinは、枚数が少ないのでボラティリティが非常に大きく、急騰して一気に下落してしまいます。
現在は、HayCoin1枚の価格が約$330,000(日本円で約4800万円)。
ローンチ時と同じような価格で推移しています。
今後の相場にも注目でしょう。
HayCoin(HAY)の購入方法
HayCoin(HAY)を購入するには、Uniswap(ユニスワップ)で取引ができます。
このブログ投稿時点で日本の取引所、海外の取引所ともに上場していません。
購入方法の流れは、次のようになります。
・イーサリアム(ETH)を購入
・MetaMask(メタマスク)へETHを送金
・UniswapでHaycoin(HAY)を購入
仮想通貨取引所口座の開設
まずは、日本の仮想通貨取引所口座を開設します。
Haycoin(HAY)を購入するには、イーサリアム(ETH)が必要です。
イーサリアムは、コインチェックから購入ができます。
イーサリアム(ETH)を購入
続いて、イーサリアム(ETH)を購入します。
コインチェックでお金の入金から仮想通貨の購入までの流れは、以下の記事で紹介しております。併せてご覧ください。
MetaMask(メタマスク)へETHを送金
続いて、MetaMask(メタマスク)ウォレットを作成してください。
購入したイーサリアム(ETH)をMetaMaskに送金します。
これで、HayCoinを購入する準備が整いました。
UniswapでHaycoin(HAY)を購入
最後に、MetaMask(メタマスク)をUniswap(ユニスワップ)に接続すれば購入ができます。
UniswapにHaycCoinのコントラクトアドレスを間違えないように貼り付けて取引を行いましょう。
ここまでが、HayCoin(HAY)の購入の仕方となります。
ユニスワップの詳しい使い方は、以下の記事を併せてご覧ください。
ユニスワップの使い方|買い方と売り方、トークンアドレスの検索方法も解説
最後に
今回の記事では、HayCoin(HAY / ヘイ)とはどのような仮想通貨なのか?将来性や買い方について解説しました。
作成者が放棄したコインであり、DAOのようにコミュニティの力だけでビットコインのような期待される通貨になれるのかが焦点です。
世界に4枚しかないコインという意味でも、今後どのような将来が待っているのかに注目でしょう。
仮想通貨投資は、常にリスクと隣り合わせです。
購入する前には、自分で調べてからよく検討することが重要です。