仮想通貨の送金スピードが早い、遅いと手数料が高い、安いは銘柄によって異なります。出金や送金する際は、速度が早いものですと着金までの時間が短くなるので利便性が高いです。もちろん支払い手数料も安い方が嬉しいですね。
手数料が高く、取引所間やウォレットへの送金が遅くなれば取引の機会や資産の損失にも繋がってしまうかもしれません。そういったことはストレスになってしまいます。
そんな悩みを解決するために今回の記事では、「送金スピードが早くて」「手数料が安い」仮想通貨を紹介します。
紹介する通貨を利用すれば取引所からの出金や送金がスムーズになるはずです。さらに手数料等の費用も安く抑えられます。
送金スピードが早い仮想通貨とは?
仮想通貨には、送金速度が早いものと遅いものが存在します。
送金スピードが早い通貨は、送金や決済などの様々な用途があります。
例えば、取引所やウォレットから別の場所へ移動するときに、スピードが早い通貨を利用することで送金から反映までの時間が数秒から数分で処理されます。
ネットワークの混雑状況や取引所、ウォレットによってトランザクションの承認から着金までのスピードは異なりますが、遅い通貨と比較しても反映される時間は非常に短いです。
ビットコインは送金スピードが遅い?
ビットコインの送金スピードは、早くありません。
その理由は、トランザクションが送信されてから多くの検証と確認が必要になるからです。
トランザクションが多くなったり、ネットワークの混雑によって承認までの時間がさらにかかることもあります。
反映までには、10分ほどと言われていますが、1時間以上かかることも少なくありません。翌日まで反映されないということも多々あります。
こうしたことから、仮想通貨の送金時には別のコインが活用される機会が多いです。
送金スピードが早い仮想通貨一覧
以下は、日本に上場している代表的な送金スピードが早い仮想通貨一覧となります。
送金スピードは、仮想通貨の資産移動目的としても便利です。
ぜひ、覚えておきましょう。
送金スピードが早い通貨一覧 |
リップル(XRP) |
ソラナ(Solana / SOL) |
コスモス(Cosmos / ATOM) |
ドージコイン(DOGE) |
ステラルーメン(XLM) |
アバランチ(AVAX) |
ポルカドット(DOT) |
テゾス(XTZ) |
カルダノ(ADA) |
イーサリアム(ETH) |
ポリゴン (Polygon / Matic) |
シバイヌ(SHIB) |
上記の通貨は、人気のあるものが多く送金や決済目的だけでなく将来性があることからも長期目的で投資する人も少なくありません。
このリストからさらに絞って、送金する際のスピードが速いかつ、手数料が安いおすすめの通貨を紹介します。
仮想通貨の送金におすすめのコイン4選
続いて、仮想通貨の出金・送金におすすめのコインを紹介します。
これから紹介する銘柄は、送金スピードが非常に早いため資産を移動する際によく使われています。
取引所やウォレット間の送金受信、決済用途にも重宝される銘柄です。
日本国内でも、以下のコインが取り扱われています。
リップル(XRP)
XRPは、リップルネットワークの暗号トークンです。XRPは、Ripple Labsという会社が開発した仮想通貨です。金融サービスのニーズに応えるために開発されたコインです。
迅速かつ安価な国際送金と国境を越えた支払いを可能にすることを目的としています。対照的に、XRP はコンセンサスメカニズムとしてブロックチェーンに依存しません。
代わりに、リップルプロトコル コンセンサス アルゴリズム (RPCA) と呼ばれるテクノロジーを使用してトランザクションを検証します。
送金スピードが高速で、手数料が安くセキュリティの信頼性があることが特徴です。
機能性に特化していて利便性が高いことで人気です。世界からも評価が高く注目されている仮想通貨の一つです。
ソラナ(Solana / SOL)
ソラナ(Solana / SOL)は、分散型アプリケーションと暗号通貨用に構築された強力なブロックチェーンプラットフォームです。
ソラナの構造は、スケーラビリティとハイスループットを提供することで、DeFi、NFTなどの幅広いアプリケーションをサポートするように設計されています。
1秒1時間あたりに大量のトランザクションを処理できる可能性があるため注目を集めており、競争の激しいブロックチェーン分野の有望ま候補の1つとなっています。
ソラナは、他のブロックチェーンネットワークで一般的に発生するスケーラビリティと速度の制限を解決する革新的な通貨と言われています。
コスモス(Cosmos / ATOM)
コスモス(Cosmos / ATOM)は、Tendermint社が発行する仮想通貨です。さまざまな独立したブロックチェーンが連携してデータを簡単に共有できるように設計されたブロックチェーンネットワークおよびエコシステムです。
これにより、標準化されたプロトコルを使用して、さまざまなブロックチェーンが接続して通信できるようになります。フレームワークを提供することで、ブロックチェーンの断片化の問題は解決されるはずです。ネイティブ暗号通貨コスモスネットワークの中核はATOMと呼ばれます。
コスモスの主なアイデアは、異なるブロックチェーン プロジェクト間のシームレスな通信と対話を可能にする「インターネット・オブ・ブロックチェーン」を作成することです。
コスモスは、「Zone(ゾーン)」と呼ばれる異なるブロックチェーンを接続するハブの役割を果たす「Cosmos Hub」と呼ばれる独自の構造を備えています。これらのZoneには、独自のコンセンサスメカニズム、トークン エコノミー、およびアプリケーションを備えた独立したブロックチェーンがあります。
Cosmos Hubはブリッジとして機能し、Zone間の通信、データの共有、およびゾーン間での資産の転送を可能にします。
Inter-Blockchain Communication (IBC) プロトコルは、コスモスの重要なコンポーネントです。これによって、コスモスネットワーク内の異なるZone間での安全で信頼できる通信が可能になります。 IBCで、あるブロックチェーンから別のブロックチェーンへのトークンとデータの転送が可能になります。そして、相互運用性が促進され、分散型取引所、クロスチェーンdAppsなどのさまざまなユースケースが可能になります。
ステラルーメン(XLM)
ステラルーメン(XLM / Stellar Lumens)は、ステラネットワークのネイティブ暗号通貨です。
ステラは、迅速かつ低コストの国境を越えた取引を可能にし、デジタル資産の発行と管理のためのブロックチェーンプラットフォームを提供するように設計されました。金融機関、決済システム、個人を接続する分散型ネットワークとして機能します。
これは、サービスが十分に受けられていない地域の人々にとって、金融サービスをよりアクセスしやすく、手頃な価格にすることを目的として作成されました。
ステラルーメンのコンセンサスメカニズムにより、トランザクションは数秒で決済ができます。また、ネットワークの手数料が低いためマイクロトランザクション(少額取引)に適しています。
出金・送金時に早い仮想通貨を利用する理由
送金スピードが早い仮想通貨を利用する理由として、取引所やウォレットから資産の移動です。
一例として、仮想通貨の相場が高騰や暴落したりすると、利確や損失を抑えること、買い増しすることなどで資産の移動が行われます。取引量が増加するときには、ボラティリティ(価格変動)が大きいです。数秒、数分で大きく動くこともあります。
そういった状況で、目的の場所へ仮想通貨を移動するときには、瞬時に送金できる方が良いのです。それを解決してくれるのが、「送金スピードが早い仮想通貨」なのです。
仮想通貨は、銀行で処理する方法とは違い、送金スピードが早いです。
日本の銀行を利用して、海外へ送金する際は早くても1営業日を要します。海外送金は、SWIFT(国際銀行間金融通信協会)システムを介し、送金銀行と受取銀行間で複数の中継銀行(コルレス銀行)が入ります。そういったことから海外送金が完了するまでに時間がかかってしまいます。
その点、仮想通貨では銀行間の中継がなく、送金をしてトランザクションが処理されます。直接送金されるため承認されるとすぐに反映が確認できます。
Visaは、1秒あたり約24,000件のトランザクションを処理できると想定されていますが、暗号資産は将来的に1秒あたり50,000件近いトランザクションを処理できると伝える開発者もいます。
出金や送金する際は、反映までの時間が短ければ短い方が良いです。
送金スピードが早くて、手数料が安い仮想通貨を購入できる取引所
「送金スピードが早くて、手数料が安い」仮想通貨を購入するには、それらのコインが上場している取引所の口座開設が必要です。
取引所によっては、購入したい銘柄が取り扱われていないこともあります。
上記で紹介した、コインが取り扱われている日本国内の仮想通貨取引所を紹介します。
コインチェック(Coincheck)
コインチェック(Coincheck)は、非常に使いやすいプラットフォームでパソコンだけでなくスマートフォンからでも取引ができます。
スマホでは、アプリをインストールすればいつでもどこでも取引が可能です。
毎日300円からの積立もできるので初心者も無理なく投資をはじめられます。NFTを売買できる「Coincheck NFT」サービスも提供されています。
コインチェックでは、送金スピードが早い通貨も多数、上場しているので開設しておきたい取引所の一つです。
口座開設方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
コインチェック口座開設方法|本人確認に必要な書類は?パスポートで登録可能?
ビットバンク(bitbank)
ビットバンク(bitbank)も非常に人気の取引所です。
PC版、スマホ版どちらも使いやすいプラットフォームが利用可能です。
スプレットが狭くて、手数料が安いことからも安心して取引ができます。
ビットコインやイーサリアムといった主要銘柄だけでなくアルトコインの取り扱いも年々増えています。
ビットバンクの口座開設方法は、以下の記事で紹介しております。
bitbank(ビットバンク)口座開設方法|保険証やパスポートは使える?
まとめ
最後に今回の記事のまとめです。
送金スピードが早くて、手数料が安い仮想通貨はたくさん存在します。
以下が紹介した仮想通貨一覧です。
・リップル(XRP)
・ソラナ(SOL)
・コスモス(ATOM)
・ドージコイン(DOGE)
・ステラルーメン(XLM)
・アバランチ(AVAX)
・ポルカドット(DOT)
・テゾス(XTZ)
・カルダノ(ADA)
・イーサリアム(ETH)
・ポリゴン(Polygon / Matic)
・シバイヌ(SHIB)
取引所やウォレット間の送金は、スピードが早くて手数料が安い通貨がおすすめです。
次の4種類は、日本の取引所で購入ができる送金時におすすめの銘柄です。
仮想通貨の送金におすすめのコイン
- リップル(XRP)
- ソラナ(Solana / SOL)
- コスモス(ATOM)
- ステラルーメン(XLM)
送金スピードが早いと、急ぎの時にとても便利です。
ネットワークの混雑状況や取引所によっても反映までの時間は異なりますが、ビットコインと比較すると明らかに早いと実感できるでしょう。
用途に応じて利用してみてください。