イーサリアム(ETH)1万円チャレンジの概要は、10年間放置状態で今後の価格はどうなるのかについて検証していくという企画です。
10年後、20年後、将来の価格推移は誰にも予想つきません。そんな仮想通貨に期待を込めて、少額ですが、長期投資をスタートしました。
ビットコインをはじめ、イーサリアムなども近年世界的に注目されている仮想通貨の一つです。
今後、イーサリアムが世界でどのように使われていくのも気になるところです。
今回も以前の1万円チャレンジ企画と同様に1万円分という比較的長期保有しやすい金額で、イーサリアムに10年間投資しようと思います。
本ブログでは、ビットコイン、リップル、柴犬コインの1万円チャレンジも継続中です。
それでは、イーサリアム(ETH)1万円チャレンジを始めます。
イーサリアム(ETH)1万円チャレンジとは?
10年間長期投資および、放置投資を目的として1万円分のイーサリアム(ETH)を購入します。
そして、1万円分投資したコインが今後の価格はどうなるのか、について検証するチャレンジ企画となっています。
仮想通貨とクジラブログでは「ビットコイン1万円チャレンジ」「リップル(XRP)1万円チャレンジ」「柴犬コイン1万円チャレンジ」の記事で仮想通貨1万円チャレンジとして、10年間の長期運用を行っています。
イーサリアム(ETH)はどこで買える?
イーサリアム(Ethereum)は、数多くの取引所で上場しています。
非常に人気のある通貨で、時価総額2位の位置にいるほどの取引量となっています。
イーサリアム(ETH)の購入は、以下からコインチェックの口座を開設することで、取引ができるようになります。
コインチェックでの暗号資産の買い方は、こちらの記事で解説しております。
イーサリアムの保管方法
イーサリアム(ETH)1万円チャレンジでは、Ledger Nano(レジャーナノ)ウォレットを利用して10年間保管します。
Ledger社が提供しているLedger Liveというアプリケーションは、残高をチャートで見ることができます。
このブログでは、チャートでの価格推移を画像で共有するため見やすいアプリが必要です。
こうした時に、Ledger Nanoが適していると考えました。
他にもLedger Nanoで保管する重要な理由があります。
Ledger Nanoで仮想通貨を保管する理由
Ledger Nanoは、仮想通貨を安全に保管するためのコールドウォレットです。別名ハードウェアウォレットと呼ばれます。
取引所は、オンライン上で仮想通貨を保管するのに対して、ハードウェアウォレットはインターネットとは完全に切り離されたオフラインで管理ができます。
オンライン上に仮想通貨が置かれていることには、ハッキングのリスクが潜んでいます。ハッカーは、様々な方法で他人の資産を狙っています。
このようなリスクを回避するために、Ledger Nanoのようなハードウェアウォレットが利用されるのです。
また、取引所が倒産してしまったときにもウォレットで保管しておけば、即座に資金を引き出すことも可能です。
イーサリアム(ETH)1万円チャレンジでは、10年間という長期投資となるためLedger Nanoを利用します。
ハードウェアウォレットに興味がある方は、以下の記事で詳しく紹介しております。
続いて、イーサリアム(ETH)とは、どのように誕生した暗号資産なのかについて見ていきましょう。
仮想通貨、イーサリアム(ETH)とは
まずは、イーサリアムの詳細について、以下の表をご覧ください。
通貨 | イーサリアム(ETH) |
時価総額 | 2位 |
発行上限 | なし |
コンセンサスアルゴリズム | PoS |
イーサリアムは、2013年11月に、ヴィタリックブテリン氏(Vitalik Buterin)が最初にホワイトペーパーを発行したことから始まりました。この頃には、複数の共同開発者もいたようです。
その後、2014年7月から8月の間で、オンラインのパブリッククラウドセールがありました。
これに参加した人たちは、ビットコインでイーサリアムバリュートークン(Ether)を購入したと言われています。
この頃のクラウドファンディングセールで販売された、イーサリアムの価格は、1ETHが$0.31(日本円で約46円)であったという情報もあります。
イーサリアム(ETH)は、2015年8月7日に初めて取引が開始されました。
以下が、TradingViewのチャートです。
TradingViewに登録すると、イーサリアムのような数多くの仮想通貨データ、日本、海外株式など過去のチャートを詳細に見ることができます。また、移動平均線やRSI、出来高など複数のツールも利用することができるのでおすすめです。
上場時の最高値は、約$3.5を記録しています。現在の日本円レートでは、約520円となっています。
上場直後は、大きな調整期間に入りました。その際の最安値は、$0.4を記録しています。
2016年以降は、徐々に価格を伸ばして、2月中旬ごろに、2015年8月7日の最高値を更新しています。
イーサリアムは、ビットコインとたちまち比較されることがあります。しかしながら、それぞれにメリットとデメリットが存在するため、どちらがいいかなど決定することは、非常に困難だと言えるかもしれません。
ビットコインでは、決済やゴールド(金)のような資産として、考えられています。
一方で、イーサリアムは、さまざまなプラットフォームが活用できることや送金スピードの速い仮想通貨としても知られています。
他にもDAppsやDeFi、NFTなど数多くの用途に、イーサリアムブロックチェーンが活用されています。トークンの発行のしやすさからもイーサリアム基盤で作成されることが多いです。
デメリットとしては、ガス代(Gas Fee)の高さが指摘されています。ガス代は、トランザクションなどの実行により徴収される取引手数料です。
例えば、Uniswap(ユニスワップ)でのトークンの売買時やOpenSea(オープンシー)で、NFTの取引等にもガス代が徴収されます。
取引量の多さや混雑状況によって、ガス代は高騰してしまうことが問題視されています。この問題については、今後のアップデートで改善されていくことに期待されています。
イーサリアムは、ビットコインと同様にPoW(Proof of work)を採用していましたが、2022年の9月15の大型アップデートによりPoS(Proof of stake)へと移行されています。これによりエネルギー消費量が圧倒的に抑えられるとされています。
海外では、日本が想像している以上に、環境やエネルギー消費問題に対する意識で過激派もおり、暴動を起こす人もいました。かなり深刻化している状況です。
エネルギー消費や資源の問題は、世界規模で考えると暗号資産界隈では、断片的なものではありますが、そうした影響からも、マイニング作業が必要としないPoSへの移行がされたのかもしれません。
この移行により、エネルギーの使用量を99.95%減少できると、イーサリアム財団の研究者であるカール・ビークホイゼン氏はブログ内で発言をしています。
この内容は、イーサリアムの歴史の中のほんの一部分でしかありませんが、今後もイーサリアムを活用したさまざまな技術向上や発展に期待されています。
イーサリアム(ETH)の今後の価格はどうなる?
イーサリアム(ETH)の今後の価格について、「1000万円になる」「オワコン」「将来は1億円を超えるのではないか?」など、さまざまな意見が分かれています。
将来的には、1000万円や数十年後は、1億円も可能性は0ではありません。
ネガティブな意見も多いことも確かです。イーサリアムには、ビットコインとは異なり発行上限がないため、希少価値が下がると言う人も少なくありません。
また、2021年12月のバブルの下落から1年以上のベア相場(弱き相場)では、下落が長期化したために、イーサリアムはオワコンという言葉が広まったことも考えられます。過去も下落するたびにネガティブな意見が増えるので、日常的なことだと言えるでしょう。
現時点では、ビットコインのETF承認のニュースや半減期の影響から大きな上昇をして、イーサリアムや他のアルトコインにもプラスに動きました。
今の相場を考えても長期的な目線では、上昇基調にあるため、今後も良い状況が続くことも考えられます。
定期的なアップグレードにより、セキュリティ強化やGas fee(ガス代)が高い問題の解消が行われています。アップデートで、より革新的なDappsの開発や利用者が増えるることも期待できるでしょう。
実際にイーサリアムを活用した、Dappsがすでに多数使われています。その一つが、ユニスワップ(Uniswap)というDEX(分散型金融 / Decentralized Finance)です。
ユニスワップは、メタマスク(MetaMask)を接続することで、銀行等の中央集権的な管理者及び、管理事業者を介さずに取引ができるようになっています。
これにより、ETHを利用したERC-20トークンの売買が可能になります。ERC-20トークンは、柴犬コイン(SHIB)というトークンで、約50万倍という驚異的な上昇が起こりました。
もし、今後も柴犬コインのように50万倍に高騰するようなイーサリアムネットワーク基盤のERC20トークンが登場することになれば、上昇後は、ETHが買い戻されることが多いので、一時的なバブル相場が出現するかもしれません。
10年後、20年後など将来の価格を予測することは誰にもできません。
もしかすると、1000万円を超えているかもしれないですし、マイナスになっていることもございます。
ただ、私自身、今後も暗号資産は、期待できると考えているので、1万円を10年間長期保有し続けることをしてみます。
今後の価格などは誰にもわからないので、こうした投資方法は、非常に面白いと考えました。
それでは、早速イーサリアム(ETH)1万円チャレンジのルールから説明します。
イーサリアム(ETH)1万円チャレンジのルール
ここからは、イーサリアム(ETH)1万円チャレンジ(放置投資)のルールです。
イーサリアム(ETH)1万円チャレンジ(放置投資)のルール
- 投資通貨: イーサリアム
- ティッカーシンボル: ETH
- 保有場所: Ledger Nano
- 保有期間: 10年間
- 買い増し: なし
以上がイーサリアム(Ethereum)1万円チャレンジのルールとなります。
それでは、イーサリアムを準備します。
イーサリアム(ETH)1万円チャレンジのやり方
それでは、イーサリアム(ETH)1万円チャレンジを開始します。
イーサリアムの投資を始めるにあたって、仮想通貨の取引所からETHを購入が必須です。
イーサリアム(ETH)の購入には、取引所口座の開設が必要です。
まだアカウントを持っていない方は、先に準備しておきましょう。
以下からコインチェックの口座が無料開設できます。
次のステップは、取引所へお金を入金します。
取引所に1万円の日本円を入金する
イーサリアムを購入するために、取引所に1万円の日本円を入金します。
取引所からウォレットへの送金手数料が発生するので、実際には少し多めのお金を入れておくことにします。
投資金額に多少の誤差が発生するので、その点はご理解ください。
1万円分のイーサリアム(ETH)を購入する
コインチェック(Coincheck)でイーサリアムを1万円分購入します。
最後にイーサリアム(ETH)をハードウェアウォレットに移動します。
Ledger Nanoに、イーサリアム(ETH)を送金
1万円分のイーサリアム(ETH)をLedger Nano送金したのが、以下の画像になります。
保有しているイーサリアム(ETH)の数量やレート、残高の価値など、アプリを開けばすぐに見られるので便利です。
ハードウェアウォレットに興味がある方は、以下の記事で詳しく紹介しております。
初回!2024年4月14日イーサリアム(ETH)1万円チャレンジのポートフォリオ
日付 | 2024年4月14日 |
銘柄 | イーサリアム(Ethereum) |
ティッカーシンボル | ETH |
枚数 | 0.0235 ETH |
投資時点の価格 | 11,031円 |
現在の価格 | 11,031円 |
損益 | ±0円 |
入金時にスクリーンショットを撮影したので、価格の変動はありません。
Ledger Nanoでは、Ledger Liveというアプリケーションと連携することで、上のようなチャートのように資産推移が表示される機能を利用することができます。
自分のポートフォリオの変動が、一目でわかるので便利です。
ハードウェアウォレットは、安全に仮想通貨を保管するためのツールなので、ぜひ導入を検討してみてください。
2024年4月14日時点のイーサリアム(ETH)チャート
TradingViewのチャートでは、2024年3月12日に、イーサリアム(ETH)が高値である$4,092をつけてから大きめな下落をしており、現在$3030ほどで推移しています。
この要因は、ビットコイン(BTC)含め、多くのアルトコインでも月足では、買われすぎ水準となっていたための調整とも見受けられます。
また、イランが現地時間2024年4月14日に、イスラエルに向けてドローンやミサイルを発射したというニュースがあり、戦争に発展してしまうのではないかという懸念からも大きな影響があったと考えられます。
こういった状況が長期化または、拡大など起きては欲しくないものの、もし他の国にも影響が及んだ場合、さらなる下落が発生することも想定しておかなければいけません。
今後さらに深ぼるようであれば、$2,478あたりといった上昇幅の全戻しに近い下落も考えておく必要がありそうです。
1万円チャレンジを始めるタイミングとしては、良くないのかもしれませんが10年間保有し続けるので、あまり気にしないで始めようと思いました。
比較的に少額なので、最悪諦められる金額として、1万円の運用としています。
ちなみにですが、ドルコスト平均法を利用するならば、毎日少額で積立投資をするのも良いかもしれません。
2024年5月24日更新、イーサリアム(ETH)1万円チャレンジのポートフォリオ
日付 | 2024年5月24日 |
銘柄 | イーサリアム(Ethereum) |
ティッカーシンボル | ETH |
枚数 | 0.0235 ETH |
投資時点の価格 | 11,031円 |
現在の価格 | 13,667円 |
損益 | +2,636円(23.896%UP) |
本日、イーサリアム(ETH)が、米国で現物型イーサリアム上場投資信託(ETF)の承認が発表されました。
ビットコインに、続いてのETF承認となり、歴史的な出来事になりました。
一方で、すでに織り込み済みでもあったため、上昇は限定的となっています。
今後、調整を挟み長期的には、2021年11月の最高値更新も射程圏内になってくるのではないでしょうか。
さて、今回のイーサリアム1万円チャレンジの結果ですが、23.896%UPです。
通算含み益は、プラス2,636円と少し上昇しています。
初のアルトコインETFが承認されたということで、今後気になってくるのは、次のETF承認はどのコインなのかについてです。
現在考えられるのは、リップル(XRP)です。
多くの投資家が期待しているかと思うので、XRPが近々大きく急騰することがあるかもしれませんね。
もし、XRPが新たにETFの承認がされるようなことであれば、他のアルトコインにとっても追い風になるのではないかと考えています。
ただ、今回のイーサリアムETFの承認でも歴史的なことではあるので、今後数ヶ月で資金流入によって、良い影響が起こることも想定されます。
イーサリアム(ETH)は、コインチェックで簡単に購入できるようになります。少額から積立投資といったサービスも提供されています。
イーサリアムの購入を始めたい方は、ぜひ利用してみてください。
最後に
第4弾では、イーサリアム(ETH)1万円チャレンジをスタートしてみました。
1万円という比較的に少額ではありますが、資産がなくなってしまっても諦める金額として10年長期投資してみるという企画です。
今後の価格は、誰にも予想できないので、この記事で検証してみることにしました。
イーサリアム(ETH)は、長い歴史があるため、世界の多くの投資家が期待をしています。
「そういえば1万円チャレンジやっている人どうなったかなぁ?」と思い出した際は、ぜひ「仮想通貨とクジラブログ」に立ち寄ってみてくださいね。