近年、仮想通貨が話題になり「自分もビットコインをはじめよう!」と考える人が増えました。
ビットコインを購入したいけど、何から始めればいいか分からないと悩んでいる方も多いことでしょう。
今回の記事は、そんな初心者の方へビットコインの始め方を説明します。
誰でも簡単、3ステップでビットコインの取引が開始できます。
ビットコインの始め方は、次の3ステップです。
- STEP1.口座を開設
- STEP2.日本円を入金
- STEP3.ビットコインを購入
それでは、順番に解説していきます。
STEP1.口座を開設
ビットコインを購入するには、仮想通貨取引所の口座開設が必要です。
取引所口座の開設には、以下のものを揃える必要があります。
・パソコンもしは、スマホ
・メールアドレス
・本人確認書類
上記の3点が揃えればすぐに口座が開設できます。
口座開設の流れ
ここでは、仮想通貨の取引所口座開設の一般的な流れです。
口座開設方法は、取引所によって少し異なるのでご了承ください。
1.メールアドレスを入力する
仮想通貨の取引所口座を開設するにはメールアドレス登録が必須です。
Gmailなどのフリーメールで問題ないです。
2.パスワードを決める
取引所にログインするためのパスワードを決めます。
ログイン時のパスワードはできるだけ複雑なものにしてください。
忘れないように、必ずノートなどに書き留めておきましょう。
3.基本情報を入力する
名前や生年月日、住所などを入力します。
その他、重要事項のチェックリストに同意など求められる場合があります。
記入漏れがないように注意してください。
4.本人確認書類を提出する
口座を開設するには、銀行や証券会社に登録するのと同じように「本人確認書類」を提出する必要があります。
本人確認書類は、免許証やマイナンバーカードなど顔写真付きの身分証明証が利用できます。
スマホで本人確認する場合には、顔写真の提出も必須となります。
取引所によっては、保険証やパスポート + 補完書類の画像をアップロードして提出することでの本人確認が認められています。
5.審査を待つ
本人確認書類の提出を終えたら、あとは審査を待つだけです。
取引所や提出方法、混み具合によって審査の期間は異なります。
承認されると、登録したメールアドレス宛に口座開設完了のメッセージが届きます。
6.口座開設完了
審査が通れば、仮想通貨の取引が開始できます。
口座を利用する前に一点、重要な設定があります。
それは、2段階認証です。仮想通貨の時では、セキュリティを強固にしておくことが大切です。
審査が通ったらすぐに設定しておきましょう。
ここまでは、口座開設までの流れを説明しました。登録まではとても簡単ですね。
次にお金の入金についてです。
STEP2. 日本円を入金
口座を開設したらビットコインを購入するために、お金の入金しましょう。
入金方法は、取引所によって異なりますが、以下のような入金が利用できます。
・銀行振込
・コンビニ入金
・即時入金
おすすめの入金方法
入金方法は、自分の使いやすい方法を利用することが良いと思いますが、「手数料」には要注意です。
入金は、銀行振込がおすすめです。
同行宛の振り込みであれば、手数料が無料という銀行やネットバンキングが多いです。
毎回のように手数料を支払っているのはもったいないです。その費用を支払うのであれば、ビットコインなどを購入する方が良いでしょう。
ちなみにですが、コンビニ入金やペイジーなどを利用した入金は、数百円の手数料が発生することがあります。
取引所によっては、即時入金が手数料無料で利用できます。
手数料が無料で入金できる方法を強くおすすめします。
STEP3. ビットコインを購入
入金ができたら、早速ビットコインを購入してみましょう。
ビットコインを購入できる場所は、以下の2種類がございます。
・販売所
・取引所
販売所
販売所では、各会社が決めた価格に基づいて仮想通貨が販売されています。
簡単に説明すると、企業が仕入れた通貨を自社で価格を決めて販売をしています。その差額が会社側の儲けとなっています。
通貨を売却する場合にも、価格差があります。
手数料なども発生するため、販売所で購入するよりも取引所で購入した方が安い場合がほとんどです。
取引所
続いて、取引所についてです。
取引所は、板取引とも言い「ユーザー同士」で仮想通貨の売買が行われます。
ユーザーが値段を設定して売り買いが可能です。購入時には成行や指値で自分の好きなタイミング、価格帯で取引することができます。
取引所によって、スプレッド(価格差)が異なりますが、販売所と比較しても安い値段で購入ができるでしょう。
取引所でビットコインを購入
さて、販売所と取引所について理解ができたら、ビットコインの購入に移ります。
アカウントにログインをします。
販売所と取引所があるので、「取引所」を選択します。
取引所から「ビットコイン」をクリックします。
「買い」を選択して、指値もしくは、成行を選択します。
指値と成行について
指値は、購入したい価格を指定できます。
成行は、今すぐ購入したい時に選択します。
指値の場合は、購入したいBTC/JPY価格と数量を入力してください。
成行の場合は、数量のみを入力します。
最後に「購入」ボタンを押してください。
ビットコインの購入完了
約定するとビットコインの購入が完了です。
注文履歴を確認して約定金額や数量を確認しておきましょう。
また、マイページのポートフォリオから残高や資産状況をチェックできます。
続いて、仮想通貨取引所の選び方について知っておきましょう。
仮想通貨取引所の選び方
仮想通貨の取引所は、選択肢が多いので、どこを開設していいのか悩んでしまいます。
取引所を選ぶ際には、いくつか重要な点がございます。どんなことに注意すべきなのか、しっかり学んでおきましょう。
また、会社毎に特色が違うので、自分に合った取引所を選ぶことも重要です。
セキュリティ
第一に、セキュリティを考える必要があります。
仮想通貨の取引やコインを保有するにあたって、セキュリティが強固であることが取引所口座を開設するにあたっての大原則です。
セキュリティが貧弱であると、ハッキングをされてしまい資産の流出を招いてしまいます。
日本や海外でも過去に、ハッカーに資産を盗まれてしまうという事例がありました。
そういった被害に遭わないためにも、セキュリティの強い取引所を選びましょう。
手数料の安さ
仮想通貨の売買には、手数料が発生します。
送金、出金といった取引毎にも手数料が徴収されます。
手数料は、安い方がユーザーにとって嬉しいことです。
取引所によって手数料が異なります。また、通貨によって取引毎の手数料が異なります。
複数の取引所を開設しておいて、用途ごとに分けて利用する方も少なくありません。
使いやすさ
取引所は、パソコンとスマートフォンから利用ができます。ブラウザやアプリは、取引所によっても操作方法は微妙に違います。
自分にとって見にくかったり、操作がしにくくこともあり、メインの取引所として利用できないこともあるでしょう。
どの取引所も基本的には見やすく、使いやすいですが、その中でも自分に合った取引所を見つけることをおすすめします。
こうしたことは、利用しなければ分からないので、複数の取引所を開設して自分で比較してみるのが良いです。
登録者数
取引所の登録者数が多いか少ないかについても口座を開設する上で、重要な要素です。
登録者が少なければ、通貨の売買頻度が少なくなってしまいます。
ボリュームが少ない影響として、売却したいときに希望の価格で売却ができないことが発生します。購入時にも大きな価格差が出てしまい他の取引所と比較しても購入価格が高額になっていることもあります。
口座を開設する際にもそういった点にも注意してください。
取扱銘柄の豊富さ
取扱銘柄の多さで口座を決める方もいます。
取引所によって、取扱通貨は異なります。口座を作ったけど、買いたい通貨が取り扱われていなかったということもあります。
ビットコインは、すべての取引所で上場しているため、どの取引所を利用しても購入できます。
様々なアルトコインを購入したい方は、開設前に確認しておきましょう。
ちなみにですが。日本国内で取り扱われている通貨は次のようなものがあります。
・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・リップル(XRP)
・ライトコイン(LTC)
・ネム(XEM)
・ジム(XYM)
・ステラルーメン(XLM)
・ビットコインキャッシュ(BTH)
・イーサリアムクラシック(ETC)
・アバランチ(AVAX)
・ポリゴン(MATIC)
・ドージ(DOGE)
・柴犬コイン(SHIB)
・サンドボックス(SAND)
・エンジンコイン(ENJ)
・カルダノ(ADA)
・コスモス(COSMOS / ATOM)
・リスク(LSK)
・チェーンリンク(LINK)
・アスター(ASTR)
・オアシス(Oasys / OAS)
・アイオーエスティー(IOST)
など
上記はあくまでも一例ですので、取引所によって取り扱われている通貨は異なります。
複数取引所の開設はOK?
「複数の取引所を作って大丈夫?」という不安があると思います。
答えから言うと、複数の取引所を作ることはOKです。
むしろ、色々な会社の取引所口座を作成することで大きなメリットが得られます。
メリット1. 資産を分散できる
仮想通貨では、資産を分散することで様々なリスクを下げることができます。
取引所の倒産やハッキング、個別銘柄に関わるハッカーによる攻撃などということが絶対に起こらないとは言い切れません。
利用していた取引所が無くなってしまうと、資産の保証がされないことや仮想通貨引き出せなくなるケースがあります。また、ハッキングされてお金が流出してしまうこともあるのです。
一つの取引所に、全財産を入れておくのはリスクがあると言えるでしょう。
そうしたリスクを最小限に抑えるためにも、複数の取引所を利用して資産を分散させるというのも大切です。
メリット2.様々な銘柄を購入できる
取引所によって、取り扱われている銘柄は異なります。
例えば、リップル(XRP)を購入したいけど普段利用しているA社では購入できない。
といったこともあるでしょう。
そうした場合には、別の取引所を開設する必要があります。
日本国内では、新たなコインが突然に上場することがあります。
購入する絶好のタイミングを逃さないためにも、複数の取引所を開設しておくことがおすすめです。それによって大きな利益を上げることができるかもしれません。
メリット3. 異なるサービスが利用できる
日本国内の取引所では、企業によってそれぞれ特色があり、様々なサービスが提供されています。
例えばコインチェックには、つみたてサービスというものがあります。ビットコインやイーサリアムなど色々なコインを期間と積立金額を設定することで定期的に自動買付してくれます。
他にもステーキング、レンディングといったサービスを提供している取引所もあります。仮想通貨を預けて増やすこともできます。
銀行に預けているよりも利子が高いことで注目を集めています。
複数アカウントはいいの?
複数アカウントを作成することは、禁止されています。
仮想通貨取引所の口座は、1人1口座までです。
例として「会社A、会社B、会社C」の取引所を全て開設するのは問題ありません。
「会社Aで口座を2つ」作ることはできません。
もう一度記載しておきますが、同じ会社で複数アカウントを作ることは禁止されています。
おすすめの仮想通貨取引所7選
日本国内には、多くの仮想通貨取引所があります。
取引所によって、特色が違ったりもします。
取扱銘柄も違うので、複数の取引所を組み合わせて仮想通貨取引をすることも良いでしょう。
ちなみにですが、ビットコインは全ての取引所で上場しています。
日本には、以下の取引所があります。
コインチェック(Coincheck)
名称 | Coincheck(コインチェック) |
使いやすさ | ○ |
アプリの操作性 | ○ |
取扱銘柄数 | 31種類 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 407円 |
レバレッジ取引 | – |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
・少額から取引ができる
・柴犬コインの送金・入金に対応している
・積立投資が300円から始められる
・出金てするようがかかる
・ステーキングが利用できない
コインチェックは、アプリの使いやすさから、初めての方にも人気の仮想通貨取引所です。
取り扱い通貨数国内最大級で、さまざまな銘柄の取引ができます。
Coincheckつみたてというサービスも提供されており、ビットコインをはじめ複数の通貨で積立運用が可能です。
約300円からの少額積立もできるので初心者でも気軽にスタートできます。
アプリの使いやすさから初心者にもおすすめの取引所と言えるでしょう。
SBI VCトレード
名称 | SBI VCトレード |
使いやすさ | ○ |
アプリの操作性 | ○ |
取扱銘柄数 | 24種類 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
レバレッジ取引 | ○ |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
・ステーキングに対応している
・積立投資ができる
・入出金が無料
・メンテナンス中は、取引ができない
・BTCの取引手数料がかかる
SBI VCトレードは、SBIホールディングス株式会社傘下の仮想通貨取引所です。
大手である金融機関のグループであることから、セキュリティ面に強い取引所となっています。
入出金が無料なのも人気の一つです。
積立、レンディング(貸コイン)、ステーキングといった複数のサービスも提供されています。利用することで、保有している仮想通貨を増やすことができます。
主要銘柄から、アルトコインの取扱も豊富です。今後も拡充されていくことでしょう。
GMOコイン
名称 | GMOコイン |
使いやすさ | ○ |
アプリの操作性 | ○ |
取扱銘柄数 | 26種類 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
レバレッジ取引 | ○ |
公式サイト | GMOコイン公式サイト |
・仮想通貨を保有するだけでステーキングに参加できる
・入金・出金手数料が無料
・取引所での売買が初心者には難しい
・メンテナンス中は、取引ができない
GMOコインは、仮想通貨の売買が初心者でも簡単にできるのでおすすめです。
入出金手数料が無料なので、費用の節約ができます。
取扱銘柄は、26種類と他の取引所と比較しても高水準です。
GMOコインでは、ステーキングサービスが提供されています。ステーキング手続きなど一切不要で、該当する通貨を保有しているだけで、定期的に通貨の報酬を受けることができます。
銀行での金利は、最高でも1%ほどとなっています。
それに対してステーキング報酬は、1.2%から7.8%と通貨によって異なりますが、どれも銀行で定期預金をするよりも利回りが良いとされています。
BITPOINT
名称 | BITPOINT(ビットポイント) |
使いやすさ | ○ |
アプリの操作性 | ○ |
取扱銘柄数 | 18種類 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 330円(税込) |
レバレッジ取引 | – |
公式サイト | BITPOINT公式サイト |
・積立投資ができる
・簡単な操作性
・ステーキングが利用できない
・2回目以降は出金手数料がかかる
BITPOINT(ビットポイント)は、株式会社ビットコインジャパンが運営する仮想通貨取引所です。
他では、取り扱われていない新通貨をいち早く上場させている実績があります。
シバイヌ(SHIB)、ジャスミー(JMY)、クレイ(KLAY)、ディープコイン(DEP)、ゼノ(GXE)といったアルトコインもいち早く購入ができるのも魅力です。
アプリは、簡単操作で金額とコインの数量を入力するだけで簡単に購入ができます。
ビットバンク(bitbank)
名称 | bitbank |
使いやすさ | ○ |
アプリの操作性 | ○ |
取扱銘柄数 | 31種類 |
入金手数料 | 入金方法によって異なる |
出金手数料 | 550円(3万円未満) 770円(3万円以上) |
レバレッジ取引 | – |
公式サイト | bitbank公式サイト |
・銘柄が豊富
・取引量が多い
・出金手数料がかかる
・ステーキングや積立投資ができない
ビットバンク(bitbank)もユーザーに人気のある取引所の一つです。
主要銘柄だけでなく、アルトコインも板取引(取引所)で売買ができ、手数料も安く抑えられます。
国内の取引所でも有数の取引量を誇り、流動性が高いことでも安心できるでしょう。
取扱銘柄は、31種類と日本国内の取引所の中でも最多水準となっています。
DMM Bitcoin
名称 | DMM Bitcoin |
使いやすさ | ○ |
アプリの操作性 | ○ |
取扱銘柄数 | 33種類 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
レバレッジ取引 | ○ |
公式サイト | DMM Bitcoin公式サイト |
DMM Bitcoinは、セキュリティが非常に高く、安心して取引ができる取引所です。DMM.com証券やDMM FXというようなウェブサイトを運営しているのも理由の一つです。
レバレッジ取引も拡充されています。レバレッジでの取扱通貨を含めると33種類という豊富さです。
パソコン版のチャート機能では、トレードに最適な環境にするため、自分好みにカスタマイズすることも可能です。
bitFlyer(ビットフライヤー)
使いやすさ | ○ |
アプリの操作性 | ○ |
取扱銘柄数 | 21種類 |
入金手数料 | 住信SBIネット銀行: 無料 その他の銀行: 330円(税込) / 件 |
出金手数料 | 220~550円(3万円未満) 440~770円(3万円以上) |
レバレッジ取引 | ○ |
bitFlyer(ビットフライヤー)は、ビットコインの取引高が非常に高い取引所です。
1円以上の注文であれば、ビットコインやイーサリアムなど購入ができるという初心者でも仮想通貨のスタートの敷居が低いおすすめの取引所です。
レバレッジ取引や取扱銘柄数など充実した内容となっています。
ただし、出金手数料が発生することを忘れないようにしてください。
まとめ
この記事では、ビットコインの始め方について解説しました。
最後に、初心者でも簡単3ステップで購入できるマニュアルをおさらいしておきましょう。
- STEP1.口座を開設
- STEP2.日本円を入金
- STEP3.ビットコインを購入
以上の内容を抑えられた方は、ビットコインの取引まで非常にスムーズです。
この記事を最後まで読んだ方は、すでにマスターできているはずです。
早速、ビットコインを始めてみましょう!