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PayPalの仮想通貨「PYUSD」とは?|購入できる取引所を紹介

大手決済サービスであるPayPal(ペイパル)は、2023年8月にプラットフォーム内で利用できる仮想通貨「PayPal USD(PYUSD)」を発行することを発表しました。

PYUSD(ペイパルUSD)は、米国のユーザー向けにPayPalを通して販売されています。

今回はPYUSDとは何か、PYUSDを購入できる取引所・買い方を解説していきます。

また、リスクや将来性についての考察も見ていきましょう。

PayPalとは何?

PayPalは、世界中で利用されているオンライン支払いサービスです。

PayPalを使用することで、個人や企業はオンラインでの支払いや送金を行うことができます。PayPalは、クレジットカードや銀行口座と連携して、支払いや送金を処理します。

すでに多くのオンライン小売業者や企業がPayPalを活用しており、セキュリティや利便性が高いことでも評価されています。

主な決済場所として、ebay(イーベイ)でよく使われています。ebayは、グローバルECモールで、様々な商品が販売されています。個人や企業が自由に出品できることでも人気です。日本の似たようなサービスだと、メルカリやYahooオークションなどに当たります。

PayPalでは、買い手保護制度・バイヤープロテクションというサポートがあり、商品が発送されないことやトラブルがあった際に、補償してもらえるプログラムです。

こういった、手厚いサポートがあることからもペイパルが人気の理由です。

そんなPayPalでは、暗号資産「PayPal USD(PYUSD)」を発行したことでも話題となりました。

PYUSDとは

通貨名PayPal USD
通貨単位PYUSD
現在価格¥154.55 (2024年4月22日)
国内取引所なし
公式HPhttps://www.paypal.com/us/digital-wallet/manage-money/crypto/pyusd 

PYUSD(ペイパルUSD)は、米国の大手決済サービスを提供するPayPalが手掛ける仮想通貨になっています。

2023年8月に登場したばかりの仮想通貨であり、米ドルと連動している通貨です。いくつかのコインを例にあげると、USDT(テザー)やUSDC(USD Coin)のようなステーブルコインが似たような機能を持ちます。

現在では、アメリカ在住者に向けたサービスとなっているので、日本人が利用する機会はほぼないでしょう。

また、この仮想通貨はイーサリアムのブロックチェーン上で発行される「ERC-20トークン」の一種になっており現在広く普及している仮想通貨ウォレット「メタマスク(MetaMask)」などでも保管が可能です。

ERC-20トークンは、Ethereum(イーサリアム)ブロックチェーン上で作られたデジタルトークンの一種です。

これらのトークンは、人々がイーサリアムネットワーク上で資産をやり取りするためのものです。

つまり、このPYUSD(ペイパルUSD)は、海外の取引所やUniswap(ユニスワップ)での取引が可能となっています。

仮想通貨PYUSDの特徴

PayPal USD(PYUSD)は、PayPalが提供するデジタル通貨であり、米ドル(USD)にペッグされたステーブルコインの一種です。

ステーブルコインは、通常の仮想通貨市場における価格の大幅な変動を抑制し、安定した価値を持つことが特徴です。

現在仮想通貨取引所やDEXなどで利用されているステーブルコインには、以下のようなものが存在します。

・USDT(テザー)
・USDC(USD Coin)
・BUSD(バイナンスUSD)
・DAI(ダイ)

日本の取引所でステーブルコインの役目をしているのは、JPY(日本円)ですが、海外の大手取引所バイナンス(Binance)などの仮想通貨取引所では、ドルではなく、USDT(テザー)やUSDC(USD Coin)などが利用されています。

ここからは、PayPal USDの特徴や利用方法について詳しく解説します。

価値の安定性

 PayPal USDは、米ドルに固定されているため、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨よりも価格が安定しています。

このブログ投稿時点のPYUSD(ペイパルUSD)の価格は、約154.55円となっています。ちなみにですが、ドル円の相場は、同時間帯で154.71 円なので、ほぼ同じ価値です。

これにより、ユーザーは通貨価値の急激な変動から保護され、安定した取引や保有を行うことができます。

ステーブルコインの使用例として、ビットコインやイーサリアムを売却してステーブルコインを保有するというのが一般的です。

ドルと同じ役目を果たしているので、退避資産として利用されています。

PayPalの信頼性

PayPalは世界中で広く利用されており、その信頼性とセキュリティは高く評価されています。

PYUSDはPayPalのプラットフォーム上で提供されるため、ユーザーはPayPalの安全性に対する信頼を通じてPYUSDを利用できます。

現在は、まだ発展途上ですが、利用者が増えればセキュリティなどがさらに強化されていくことでしょう。

オンライン取引の利便性

PayPal USDを使用することで、オンライン上での支払いや送金を簡単に行うことができます。これにより、ユーザーは国境を越えた取引や国際送金を円滑に行うことができます。

ERC20トークンは、イーサリアムネットワークを利用してるため、送金スピードも早く、利便性が高いと言われています。

PayPalでの暗号資産の取り扱いについてさらに整備され、より使いやすくなれば他のコインと交換できるようなプラットフォームも誕生するかもしれません。

ブロックチェーン技術の活用

PYUSDはブロックチェーン技術を利用してトークン化されることがあります。これにより、取引の透明性とセキュリティが向上し、ユーザーは取引の履歴や残高を簡単に確認できます。

安定した価値を持ち、PayPalの信頼性とセキュリティに支えられたデジタル通貨となっています。

PYUSDは米ドルにペッグされているため、価格の安定性が高く、オンライン取引や送金に利用されています。

こうしたことからも、仮想通貨市場における法定通貨代わりの選択肢として注目されています。

PayPal USDの価格動向について

チャート画像は2024年4月22日 22:30のデータを参考にしています。

現金に裏付けされているためか急激な暴落は見られません。

現時点では、安定している仮想通貨と言えるでしょう。

PYUSDの将来性について

ここからは、PayPal USD(PYUSD)の将来性について考えていきます。

まだ発行されて間もない通貨ですので、今後このプロジェクトが継続されていくのかも注目していく必要があるでしょう。

以下に、PYUSDの将来性を詳しく説明します。

1. 仮想通貨市場の成長と普及

仮想通貨市場は急速に成長しており、PYUSDが市場における安定した支払い手段として認知される可能性があります。

特に、国際送金やオンライン取引の需要が高まる中で、PYUSDの利便性が注目されるでしょう。

また、ebayなどのオンラインショップで主要の通貨となることや、取引所に上場するようなことがあれば、世界で普及するかもしれません。

その他、PayPal独自のビットコインのような価値を持つ、新トークンが発行されればPYUSDも同時に使用されていくことも期待できます。

2. PayPalの広範なユーザーベース

PayPalは世界中で広く利用されており、そのユーザーベースは4億人以上と言われています。

近年では、スマホのアプリでも簡単に利用できるようになりました。これにより、海外のユーザーだけでなく日本人も利用する人が増加しています。

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今後、PYUSDがPayPalのプラットフォーム上で、全世界に提供されることで、多くのユーザーがPYUSDにアクセスしやすくなります。

これにより、PYUSDの普及が促進される可能性があります。

3. 政府規制と規制環境

仮想通貨市場は政府の規制が重要な要素となります。

PYUSDが法定通貨にペッグされていることから、規制当局は状況によっては規制対象と見なす可能性があります。

そうした場合、保有している通貨は利用できなくなるリスクを伴います。

規制環境が安定し、PYUSDが法的な信頼性を維持することが重要です。

4. 技術の進化とセキュリティの向上

PYUSDはブロックチェーン技術を基盤としています。

ブロックチェーン技術の進化やセキュリティの向上により、PYUSDの取引はより安全性が高まり、信頼性が向上するでしょう。

利用者が増えることで、分散化されるため、より安定した価値を保つことができます。

5. 金融システムへの影響

PYUSDの成功は、従来の金融システムに対する影響も考慮されます。PayPalでは、ドルやユーロなど、複数の法定通貨を管理ができます。もし、PYUSDに問題が発生した場合の影響は未知数です。

金融機関や中央銀行は、PYUSDが金融システムに与える影響を注視し、適切な対応を取ることが求められます。

PYUSDの将来性は、仮想通貨市場の成長、PayPalの広範なユーザーベース、規制環境、技術の進化など、多くの要素によって影響されます。

これらの要素がうまく調和し、PYUSDが安定した価値と信頼性を維持することができれば、PYUSDは仮想通貨市場において重要な役割を果たす可能性があります。

PYUSDのリスクについて

PayPal USD(PYUSD)は、安定した価値を持つステーブルコインとして、多くの利点がありますが、いくつかリスクも存在します。

仮想通貨には、予期しないことが起こることもあります。

以下に、PYUSDのリスクについて詳しく説明します。

1. 価値の変動リスク

PYUSDは、法定通貨にペッグされているため、通常の仮想通貨よりも価格の安定性が高いです。

しかし、ペッグされた法定通貨の価値が変動する場合、PYUSDの価値も影響を受ける可能性があります。FXなどで投資をしている人にとってわかりやすいと思います。

例えば、米ドルの価値が下落した場合、PYUSDの価値も減少してしまうのです。

保有しているから安全というわけではなく、ドルからも大きな影響を受けてしまうのです。

2.ペッグが外れる

ステーブルコインでは、ドルのような法定通貨と同様の価値を持ちます。PYUSDも同じです。

PYUSDは、約1ドルの価格でペッグされています。しかし、様々な事象により1ドルを下回るというようなことが起こることがあるのです。このことをペッグが外れる(デペッグ)と言われています。

ペッグが外れると、ドルを保っていた価値が下落してしまいます。

一般的には、1ドルに戻るのですが、予想以上の大きな売り込みがあったりトラブルが発生すると大きく暴落してしまい、二度と1ドルに戻れないような崩壊が起きることがあるのです。

過去には、テラ(Terra)ブロックチェーン上のドル基盤となっていたUSTC(Terra Classic USD)が崩壊したことも記憶に新しいでしょう。

USTCは、1ドルだったのが、2022年6月の最安値で$0.008まで暴落したのです。現在は、$0.02ほどで推移していますが、未だ1ドルに戻らない状態となっています。

ペッグは、どういった状況で外れてしまうかが予測できないので、注意が必要でしょう。

3. 中央集権化された管理リスク

PYUSDは、通常特定の組織や企業によって中央集権化された管理が行われます。

このため、その管理者が不正行為や経営上の問題に直面した場合、PYUSDの信頼性や安定性に影響を与える可能性があります。

その他、暗号資産では、中央集権化によって証券とみなされる場合があります。

4. ブロックチェーン技術のセキュリティリスク

PYUSDがブロックチェーン技術を利用してトークン化される場合、その技術に関連するセキュリティリスクがあります。

例えば、ブロックチェーンのネットワーク攻撃やスマートコントラクトの脆弱性がPYUSDの安全性に影響を与える可能性も否定できません。

ネットワークがハッキングされてしまった場合には、資産流出といったことも発生してしまうのです。

5. 政府規制リスク

PYUSDは、法定通貨にペッグされているため、政府の規制当局の注目を集める可能性があります。

法定通貨は、国が発行する通貨でありその価値が保証されています。暗号資産によりドルや円といった価値が脅かされることには国全体へのリスクとも捉えられます。

状況によっては、規制当局の方針や法律の変更などから、PYUSDの取引や利用に影響を与えるリスクがあります。

6. リカード型リスク

PYUSDが法定通貨にペッグされている場合、そのペッグを維持するためのリザーブ(準備金)が必要となります。

リカード型リスクとは、リザーブが不足した場合にペッグが維持できなくなり、PYUSDの価値が下落するリスクを指します。

PYUSDには価値の変動リスク、中央集権化された管理リスク、ブロックチェーン技術のセキュリティリスク、政府規制リスク、リカード型リスクなど、さまざまなリスクが存在します。

ユーザーはこれらのリスクを理解し、PYUSDを利用する際に適切なリスク管理を行う必要があります。

PYUSDを購入するには

PYUSDはアメリカ在住者であればPayPalのプラットフォームから購入可能です。

日本から購入しようと思ったらGateやKuCoinのような海外仮想通貨取引所などを使うことが必要です。

その他、DeFiでは、Uniswap(ユニスワップ)でも取引ができるようになっています。

日本円での購入が不可能であるため、海外取引所の利用、もしくはイーサリアム(ETH)といった仮想通貨を購入し、メタマスク(MetaMask)に送金するなどして取引が始められます。

まとめ

今回の記事では、PayPalの仮想通貨「PYUSD」とはどのようなものかについて解説しました。

PayPal USDは、PayPalのプラットフォーム上で利用することができます。

ユーザーはPayPalアカウント内にPYUSDを購入し、保有することができます。

また、PYUSDを使用してオンライン上での支払いや送金を行うことも可能です。PayPalの仮想通貨サービスを利用するためには、PayPalアカウントを持っていることが必要です。

PayPal USD(PYUSD)は、ステーブルコイン同様に米ドルにペッグされているため、安定した価値を持ちます。

PYUSDは、仮想通貨市場における安定した選択肢として注目されています。ただ、まだ発足したばかりのプロジェクトなので、潜在的なリスクもあるかもしれません。

今後もどのような形で利用されていくのか動向を見守りましょう。

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