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Trezor Safe 3とTrezor Model Tを比較|どちらがおすすめ?

Trezor Safe 3(トレザー・セーフ3)とTrezor Model Tのハードウェアウォレットを比較していきます。

価格やスペックが異なるため、それぞれの違いとユーザーの用途を知ることによって、どちらを購入すべきなのかが見えてくるでしょう。

ハードウェアウォレットは、仮想通貨やNFTを安全に管理するための重要なツールとなります。

当記事では、Trezor Safe3とTrezor Model Tは、どんな人におすすめなのかについて解説していきます。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tは、どっちを買うべき?

Trezor Safe 3とTrezor Model Tは、どっちを買うべきかについて見ていきましょう。

それぞれを選ぶ上で、価格と対応している仮想通貨の種類、カラーバリエーションが特に重要視されるポイントです。

下のポイントを比較して、ぜひ検討してみてください。

Trezor Safe 3がおすすめな人

下のようなことを求めている方は、Trezor Safe 3がおすすめです。

Trezor Safe 3は、こんな人におすすめ

  • Trezorをできるだけ安く買いたい
  • 気軽にTrezorを使ってみたい
  • 色を選びたい

Trezor Safe 3は、Trezor Model Oneの上位モデルとしてリリースされました。

カラーバリエーション4種類と数量限定モデルのオレンジ色を合わせた5種類となっています。

また、Model Oneでは対応していなかったXRP(リップル)やADA(カルダノ)、XTZ(テゾス)などにもTrezor Safe 3で対応しました。しかし、NEM(ネム)には対応していないので注意してください。

とにかく価格重視で、Trezorウォレットをできる限り安く買いたいという方には、Trezor Safe 3がおすすめです。

Trezor Safe 3の購入方法は、以下の記事で詳しく解説しております。

Trezor Safe 3を公式サイトで購入する方法|正規代理店はある?

ちなみにですが、Trezor Model Oneは、ブログ投稿時点でも公式サイトから購入することができます。レビューなど気になる方は、以下の記事も併せてご覧ください。

TREZOR Model One(トレザーウォレット)の購入レビュー、購入方法や価格を紹介

Trezor Model Tがおすすめな人

下のようなことを求めている方は、Trezor Model Tがおすすめです。

Trezor Model Tは、こんな人におすすめ

  • Trezorの最上位モデルを持ちたい
  • タッチパネルで操作したい
  • 画面はカラーがいい
  • NEM、XDC、GALA、EOS、DASHを保管したい
  • セキュリティをさらに強化したい

Trezor Model Tは、現時点で最上位クラスのウォレットです。

タッチパネルに対応しており、iPhoneやAndroidのスマホのように指での直感操作ができます。

カラー液晶ディスプレイなので、見やすいのが特徴的です。

対応している仮想通貨は、Trezorモデルの中で最も多いです。Trezor Safe3では対応していないNEM、XDC、GALA、EOS、DASHなども保管ができます。

また、micro SDカードの挿入口があり、Trezor Model Tと連携することでさらにセキュリティを強化することが可能です。

対応通貨の豊富さやタッチパネル対応など、全てを兼ね備えた最高品質のモデルが欲しい方は、Trezor Model Tがおすすめです。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tを比較: 価格

Trezor Safe 3とTrezor Model Tでは、価格が異なります。

Trezor Mode Safe 3は、Trezor Model Tと比較すると、安くなっています。

下の表が価格をまとめたものになります。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tの価格比較

TrezorのモデルTrezor Safe 3Trezor Model T
価格$79$219

Trezor Safe 3は、79ドル(約12,000円)です。

Trezor Model Tは、最上位モデルということもあって、219ドル(約33,000円)という価格設定となります。

Trezor Safe 3は、Trezor Model Tよりも140ドル(日本円で約21,000)安くなっています。

タッチパネルとカラーディスプレイにこだわりがなく、NEM(ネム)やXDC、GALA、EOS、DASHといった仮想通貨を購入する予定がない人は、Trezor Safe 3が安いのでおすすめです。

取扱できる仮想通貨とタッチスクリーン以外の機能は、大幅な違いがないためTrezor Safe 3は、コスパが良いモデルと言っていいでしょう。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tを比較: スペック

Trezor Safe 3とTrezor Model Tのスペックは、次のようになります。

項目Trezor Safe 3Trezor Model T
画面サイズ0.96インチ1.54インチ
本体サイズ高さ:59mm
幅:32mm
厚み:7.4mm
高さ:64mm
幅:39mm
厚み:10mm
重さ14 g22 g
操作方法2ボタン式タッチパネル式
セキュリティPIN、パスフレーズPIN、パスフレーズ
復元方法12単語のリカバリーシード12単語のリカバリーシード
micro SDスロット
セキュアエレメントEAL6+認証
オープンソース
CPUARM Cortex M4 コア
180MHz
ARM Cortex M4 コア
180MHz
USBUSB-CUSB-C
バッテリーなしなし
対応OS・Mac
・Windows
・Linux(x86_64)
・Linux(arm64)
・Android
・Mac
・Windows
・Linux(x86_64)
・Linux(arm64)
・Android
対応スマホAndroidAndroid
カラー・コスミックブラック
・ギャラクティックローズ
・ステラシルバー
・ソーラーゴールド
・Bitcoin-only wallet(数量限定)
ブラック

それぞれを比較すると、いくつか違いが見られます。

USBは、どちらもタイプCに対応しています。CPUは、ARM Cortex M4 コア 180MHzが内蔵されています。

操作方法が、ボタン式かタッチパネル式という点では、大きな違いと言えるでしょう。

カラーバリエーション豊富さは、Trezor Safe 3に軍配が上がります。

スペックは、微妙に違いますが「操作方法」や「カラーバリエーション」の項目を見ることで決めやすくなるでしょう。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tを比較: 対応している仮想通貨の種類

Trezor Safe 3とTrezor Model Tでは、対応している仮想通貨が違います。

どちらもERC-20トークンを含めると、1400種類以上のコインを保管できます。

しかしながら一部ですが、Trezor Safe 3では、非対応の銘柄があります。

購入したい通貨に対応していないと、Trezorウォレット内で管理ができませんので注意が必要です。

対応、非対応の仮想通貨は、一例ですが次のようになります。

仮想通貨一覧Trezor Safe 3Trezor Model T
Bitcoin(BTC)
Ethereum(ETH)
Tether(USDT)
BNB
USD Coin(USDC)
XRP
NEM(XEM)×
Cardano(ADA)
Solana(SOL)
Injective(INJ)
Dogecoin(DOGE)
Polygon(MATIC)
Litecoin(LTC)
Binance USD(BUSD)
Shiba Inu(SHIB)
Avalanche(AVAX)
Chainlink(LINK)
Ethereum Classic(ETC)
Stellar(XLM)
Bitcoin Cash(BCH)
Ape Coin(APE)
Arbitrum(ARB)
EOS×
The Sandbox(SAND)
Axie Infinity(AXS)
Dash×
XDC Network(XDC)×
GALA×
Enjin Coin(ENJ)
Basic Attention Token
(BAT)
JasmyCoin(JASMY)
Astar(ASTR)
Liquity(LQTY)
My Neighbor Alice
(ALICE)

上記のリストは、あくまでも一例です。

他にも多数のコインに対応しています。

さらに詳しく見たい方は、公式ホームページからチェックすることができます。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tを比較: ディスプレイ

Trezor Safe3とTrezor Model Tのディスプレイを比較すると次のような違いがあります。

スペックTrezor Safe 3Trezor Model T
ディスプレイ0.96インチ1.54インチ
液晶ディスプレイ(LCD)
有機EL(OLED)
タッチパネル
解像度128 x 64 pixels240 x 240 pixels

ディスプレイのサイズや解像度には、若干の違いがあります。

Trezor Safe 3は、有機EL対応で白いライトで文字が映し出されます。コントラストがはっきりしているため見やすいです。

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Trezor Model Tは、カラー液晶に対応しており、画面が少し大きいことからも見やすいのが特徴です。

また、タッチパネルにも対応しているため、操作性にも優れています。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tを比較: サイズ

Trezor Safe 3とTrezor Model Tのサイズを比較すると、ほとんど違いがありません。

スペックTrezor Safe 3Trezor Model T
サイズ高さ:59mm
幅:32mm
厚み:7.4mm
高さ:64mm
幅:39mm
厚み:10mm
重さ14 g22 g

ハードウェアウォレットは、あまり持ち歩くこともないかと思います。

もし、外出時に持ち歩いたとしても大きさや重さで気になることもないでしょう。

どちらも手のひらに収まるくらいコンパクトとなっています。

画面は、Trezor Model Tの方が大きくなっています。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tを比較: 操作性とCPU

2種類の操作性とCPUを比較すると以下のようになります。

項目Trezor Safe 3Trezor Model T
操作方法2ボタン式タッチパネル式
CPUARM Cortex M4 コア
180MHz
ARM Cortex M4 コア
180MHz
USBUSB-CUSB-C
バッテリーなしなし

Trezor Safe 3とTrezor Model TのCPUは、どちらもARM Cortex M4 コア 180MHzとなっています。

USBは、Type-Cが使われています。ただし、反対側のプラグ部分がType-Aとなっていることを確認しておきましょう。

最新のWindowsやMacBook ProやAirは、USB端子部分がタイプCになっているかと思います。ですので別途、変換アクセサリーを用意してください。

Trezor純正のType-C to Type-Cケーブルもしくは、USB Type-A to Type-C変換アダプターが必要です。

どちらもバッテリーは、内蔵されていません。電池の寿命というものが存在しないのはメリットと言えます。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tを比較: セキュリティ

Trezor Safe 3とTrezor Model Tのセキュリティに関しては、次のようになります。

項目Trezor Safe 3Trezor Model T
セキュリティPIN、パスフレーズPIN、パスフレーズ
復元方法12単語リカバリーシード12単語リカバリーシード
micro SDスロット
セキュアエレメントEAL6+認証
オープンソース

セキュリティは、PINコードをパスフレーズによってウォレットが守られます。

復元方法では、12単語のリカバリーシードを活用します。12単語のリカバリーシードおよび、秘密のリカバリーフレーズは、正しい保管方法を行うことが必須です。

こちらを失ってしまうと資産を取り戻せなくなるので厳重に管理してください。

以下の記事では、安全に保管する方法について解説しています。必ずチェックしておきましょう。

秘密鍵とリカバリーフレーズとは?安全に保管する方法5選

Trezor Model Tでは、micro SDカードスロットが搭載されています。

microSDカードと本体を連携することで、セキュリティを強化することができます。機能を設定後、本体からカードを抜いておくことでTrezorウォレットにロックをかけることができます。

一方で、Trezor Safe 3は、セキュアエレメントEAL6+認証が適応されています。

こちらは、重大なセキュリティリスクに対する高い価値を表しています。資産を保護するため、国際標準規格の保証レベルEAL6+認証を取得しています。

このセキュリティが、Trezor Model Tと比較してどの程度のものなのかは、未知数です。

Trezor Safe 3とTrezor Model T共に、オープンソース設計を使用しています。セキュリティの専門家や研究者が全てのプロセスと監査することができます。

全てのものが公開されているというのは、ハッキングから守られることやシステムを不当に利用されるということが無くなり、ウォレットが安全に保たれることを意味します。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tを比較: 対応OSとスマートフォン

Trezor Safe 3とTrezor Model Tのどちらも、対応OSや利用できるスマートフォンは同じです。

デバイスTrezor Safe 3Trezor Model T
PC・Mac
・Windows
・Linux(x86_64)
・Linux(arm64)
・Android
・Mac
・Windows
・Linux(x86_64)
・Linux(arm64)
・Android
スマホAndroidAndroid

Trezor Walletを利用するには、Trezor Suiteというアプリケーションをパソコンにダウンロードすることが必須となります。

Apple M1、M2、intel CPU(2020年以前のモデル)、Windows、Linuxが、アプリに対応しています。

Trezor Suiteを利用して初期設定を行い、ポートフォリオの確認、暗号資産の送金や受け取り、トレード等ができるようになります。

TREZOR Model Oneの初期設定と使い方|送金から入金まで解説

スマートフォンは、Androidのみが対応しており、iPhoneは非対応となっています。

もし、iPhoneでハードウェアウォレットを利用したい場合には、Bluetoothに対応しているLedger Nano X(レジャーナノX)を検討すると良いでしょう。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tを比較: カラーバリエーション

Trezor Model Tは、ブラック1色のみとなっています。

そして、Trezor Safe 3には、複数のカラーバリエーションがあります。

以下が全色となります。

・コスミックブラック(Cosmic Black)
・ギャラクティックローズ(Galactic Rose)
・ステラシルバー(Stellar Silver)
・ソーラーゴールド(Solar Gold)
・Bitcoin-only wallet(数量限定)

Bitcoin-only walletは、ビットコインをモチーフにしたオレンジ色で2013個限定で販売されていました。こちらは、すでに完売しているようです。

Trezor Safe 3では、自分好みで色が決められるので嬉しいですね。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tは、価格と対応通貨、操作性に違いあり

今回の記事では、Trezor Safe 3とTrezor Model Tを比較してどちらがおすすめかについて解説しました。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tは、スペックに関しては極端な違いはありませんでしたが、Trezor Model Tに関しては、タッチパネルやカラー液晶に対応しています。

価格とカラー、対応通貨が違うことについても検討が必要でしょう。

Trezor Safe 3 vs Trezor Model Tのまとめ

  • コストを抑えたい: Trezor Safe 3が買い
  • タッチパネルと操作性を重視: Trezor Model Tが買い
  • 色で選びたい: Trezor Safe 3が買い
  • 対応している仮想通貨の多さ: Trezor Model Tが買い

Trezorウォレットを決める上で重視しなければいけないのが「対応している仮想通貨の豊富さ」です。

価格や色などは比較的に考えやすいですが、対応通貨で選ぶというのは少し難しいかもしれません。

個人的な意見ですが、以下を参考にしてみてください。

Trezor Model Tは、Trezor Safe 3やTrezor Model Oneでは対応していない全てのコインを管理できます。

せっかくTrezorを購入したのに、取引所内で保有している仮想通貨の移動ができなかったということなってしまうとショックですからね。

今後、幅広く仮想通貨に触れていきたい方や複数種類の通貨の保有を考えている方は、Trezor Model Tを選択するのが良いでしょう。

Trezor Safe 3とTrezor Model Tで迷った際は、この記事を参考にして、自分に合ったウォレットを選んでください。

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