秘密鍵やリカバリーフレーズは、ウォレットを復元するために重要な役割となっています。メタマスクやハードウェアウォレットを作成する際、どのようにオフラインで保管したらいいのか悩んでいる方も多いことでしょう。
今回の記事では、秘密鍵とリカバリーフレーズを安全に保管するおすすめの方法5選を紹介します。
秘密鍵とリカバリーフレーズとは?
秘密鍵とリカバリーフレーズには、それぞれ違った役割があります。
どちらも重要な要素が含まれるので、しっかり覚えておきましょう。
秘密鍵とは?
秘密鍵は、仮想通貨のトランザクションの承認に使われ、パスワードのような役目を果たします。また、MetaMask(メタマスク)ウォレットでは、アカウントをインポートする際にも使われるためウォレットの復元時にも非常に重要な役割となります。
人によって呼び方が異なり、Secret key(シークレットキー)やPrivate key(プライベートキー)と呼ばれることもあります。
そのほかに公開鍵(Public key)というものがありますが、これはメールアドレスや銀行口座番号のような役目になっています。
例として、送金先を指定する際に公開鍵(アドレス)を送金元に知らせることで仮想通貨の受け取りを行うことができます。そして、トランザクションを行う際に「秘密鍵」が使われて承認が行われて実行される仕組みです。
秘密鍵は、他人が作成することや確認することもできません。ウォレットの作成者だけが確認できます。他人に見せてしまうと資産を奪われてしまうほど重要な鍵なのです。
秘密鍵は再発行ができないため、無くしてしまうと復元できなくなり、ウォレット内の資産を失ってしまいます。
リカバリーフレーズとは?
リカバリーフレーズ(Recovery phrase)は、12単語、18単語もしくは、24単語がウォレットを作成するときに生成されます。このフレーズは、ホットウォレットやハードウェアウォレットを復元するために使用するものです。
アプリや会社によってリカバリーシード(Recovery Seed)や秘密のリカバリーフレーズ、シークレットリカバリーフレーズ、パスフレーズなどと呼び方が異なることがあります。
リカバリーフレーズは、ウォレットを作成した人のみが知ることができ、他人に共有されることはありません。他人に知られてしまうとウォレットに入っている全てのお金を抜き取られてしまいます。ハッカーたちはこれらを常に狙っています。
そうした危険性があることから秘密鍵とリカバリーフレーズは、厳重に管理しなければならないのです。
秘密鍵とリカバリーフレーズを保管したらダメな場所
秘密鍵とリカバリーフレーズを他人に知られるとウォレット内の暗号資産やNFTが抜き取られてしまいます。
これらは「オフライン」で保管しなければなりません。オフラインとは、インターネットとは完全に切り離された状態のことです。
パソコンやスマートフォンのようなキャリアでのネットワーク、Wi-Fiにつながっている環境下で保存することは非常に危険です。
それでは、具体的にどういった場所ならオフラインでの保管ができるのでしょうか。
ここからは、秘密鍵とリカバリーフレーズ、おすすめの保管場所5選を紹介します。
リカバリーフレーズシート
ハードウェアウォレットを購入すると、24単語のリカバリーフレーズを記入できる用紙(Recovery phrase sheet)が、同梱されています。
厚みのあるペーパーなので、通常のメモ用紙とは異なっています。
耐久性 | ★★ |
耐水性 | 該当なし |
ハッキング対策 | ★★★ |
長期保管適正 | ★★★ |
代表的なハードウェアウォレットは、Ledger NanoとTrezorウォレットがあります。このどちらにもリカバリーシートが付属しています。
リカバリーフレーズは、会社によって呼び方が異なることがあり、リカバリーシード(RECOVERY SEED)と呼ばれることもあるようです。
Ledger NanoやTrezorウォレットを購入すれば無料で手に入るため導入のコストもかかりません。
ただし、紙製なので長期保管による劣化や文字の擦れ、紛失の恐れがあるため金庫に入れておくなど管理を徹底しましょう。
評価ポイント:
ハードウェアウォレットに付属されているため、コストがかかりません。24単語記入する欄がプリントアウトされているので、簡単に使えるので初心者にも分かりやすいです。複数枚同梱されているので間違えても別の用紙があるので安心。
リカバリーシートの入手方法
Ledger Nano
Ledger Nano(レジャーナノ)を販売する日本の正規代理店では、Ledger Nano X、Ledger Nano S Plusの2種類が販売されています。
Ledger Nano Xはボタン式で、Bluetoothに対応しています。iPhoneやAndroidのスマホに接続が可能です。Ledger Nano S Plusは、Bluetoothに対応しておりませんが、どちらも5000種類以上のコインやトークンの管理が可能です。
2種類のハードウェアウォレットには、リカバリーフレーズシートという24単語記入ができる厚紙が3枚付属しています。
Ledger Nanoウォレットの購入方法は、以下の記事で紹介しております。
Trezorウォレット
TREZOR社(トレザー)では、Trezor Model TとTrezor Model Tという2モデルのハードウェアウォレットが販売されています。
Model Tは、タッチパネル対応でビットコインやイーサリアム、リップルなど数多くの仮想通貨に対応しています。Model Oneは、ボタン式で同様に数多くのコインに対応しておりますがリップルには非対応です。
どちらもリカバリーフレーズシードペーパーが2枚付属しています。
Trezorウォレットを海外から取り寄せる方法は、以下の記事で解説しております。併せてチェックしてください。
・TREZOR Model One(トレザーウォレット)の購入レビュー、購入方法や価格を紹介
ノートやルーズリーフ
市販で売られているノートやルーズリーフは、リカバリーフレーズや秘密鍵をオフラインで保管する方法に適していると言えるでしょう。
ノート選びのポイントは、耐久性と耐水性に優れているものがおすすめです。
耐久性 | ★★ |
耐水性 | ★ |
ハッキング対策 | ★★★ |
長期保管適正 | ★★★ |
ノートで保管するメリットは、安価で手に入ることです。すでに自宅にある方も多いのですぐに使えるという点でも良いでしょう。
デメリットの一つには、耐久性の問題があります。ノートやルーズリーフは、紙製ですので長期間保管していると必ず劣化が起こります。劣化するとボールペンで書いた文字が擦れてしまって最終的には消えてしまう恐れがあります。
また、湿気や濡れに非常に弱いので文字が消えてしまうことはもちろん破れてしまう危険性もあるので長期保管には注意が必要です。
もう一点のデメリットとして、記入ミスです。リカバリーフレーズには、24単語といった英単語のスペルを一文字一文字を間違えずに書き写す必要があります。秘密鍵ですと、莫大な量になるので書き写すのは大変な作業になってしまいます。
これを一文字でも間違ってしまうとウォレットの復元ができなくなります。記入ミスは非常に危険なことです。復元ができなければ資産を失ってしまいます。
必ず、何度もチェックすることと3箇所、4箇所などと複数の場所に同じリカバリーフレーズと秘密鍵を書き写しておくことで記入ミスのリスクを減らすことができるでしょう。
書く時のペンに要注意
リカバリーフレーズを記入するために使うペンにも注意しなければいけません。
まず第一に鉛筆や水性ペン、フリクションのような簡単に消えてしまうものはNGです。
必ず油性のボールペンを使ってください。
評価ポイント:
ノートは、一般家庭に置いてあることが多く、ウォレットのバックアップ用途としてすぐに利用できるのが良いです。耐水性に優れたノートを使うとなおGood。書き間違えても別のページに書けばいいので、導入コストの安さからもおすすめです。
金属製リカバリーフレーズ保管ツール
金属製のリカバリーフレーズを保管するツールがいくつか販売されています。
耐久性に優れており、濡れても拭き取れば錆びる心配はありません。
オフライン上での長期保管に適しているので、現時点で一番良い方法と言えるかもしれません。
耐久性 | ★★★★★ |
耐水性 | ★★★★ |
ハッキング対策 | ★★★★ |
長期保管適正 | ★★★★★ |
金属製のリカバリーフレーズを保管するツール商品は、海外のショップ、
「Ledger公式ウェブサイト」と「TREZOR公式ウェブサイト」から取り寄せることができます。
ハードウェアウォレットの記事にて、海外から注文する方法を解説しております。併せてチェックしてください。
評価ポイント:
金属製のため耐久性、耐水性にも強く文字が消えてしまうことはありません。多少の火でも燃えてしまうこともなく耐火性にも優れています。リカバリーフレーズを長期保管するために最も優れた保管方法です。メインウォレットとサブのために2つは持っておきたいツールだと言えるでしょう。
CRYPTOTAG ZEUS
CRYPTOTAG ZEUS(クリプトタグ・ゼウス)は、24単語までのリカバリーフレーズを保管できる高品質で金属製のバックアップツールです。
24単語に該当する場所の数字全てに穴を開けて、バックアップを取ります。
その穴を開けた箇所は、見るだけでは英単語の内容が分からず別紙やGitHubウェブサイトに掲載されているウォレットの業界標準の英単語リスト番号と照らし合わせることで、復元ができる画期的な仕様です。慣れてしまえば使い方は初心者でも理解ができます。
耐久性だけでなく、ハッキング対策としてとても優れていると言えるでしょう。
THE BILLFODL
THE BILLFODL(ザ・ビルフォドル)は、スライド式の金属製バックアップツールです。
外見は無地でシンプルな金属プレートなので、外部の人が見ても何なのか理解できないでしょう。
このプレートをスライドして中を開き、英語スペルのタイルをはめ込んでいき、24単語のリカバリーフレーズを完成させることでバックアップができます。
カバーを閉じると、穴があるので100均などで南京錠を使うことでロックも可能です。
CRYPTOSTEEL CAPSULE SOLO
CRYPTOSTEEL CAPSULE SOLO(クリプトスチール・カプセル・ソロ)は、非常にコンパクトなリカバリーフレーズをバックアップできる金属製のツールです。
中身を開けて、細い金属の棒に小さな一文字の英語スペルが彫られたリングを24単語分はめ込んでいきます。この作業を繰り返して24単語のリカバリーフレーズを作成します。リカバリーフレーズの確認方法は、リングを一つ一つ細いペンでスライドさせてリングの表面に彫られたスペルを確認します。
この製品を知らない人が見たら、ただの金属製の棒なので人にフレーズを見られてしまうことや盗難被害に遭う危険性が非常に低くなり、資産の流出リスクを回避できます。
Amazonのようなネットショッピングでも似たようなものが販売されています。
ただ、販売業者は承認されてない企業や個人、中国などといった拠点が分からないことも多いです。仮想通貨を扱っている以上、そういった販売業者に住所を知られてしまうのは不安が残ります。
そういった実績がなく実態が不明な店舗からの購入は避けるべきでしょう。
金属製の保管ツールは、上記の3つの製品を「Ledger公式サイト」「Trezor公式サイト」から購入することが一番安全と言えるでしょう。
デジタルカメラ
デジタルカメラは、秘密鍵やリカバリーフレーズを保管する方法として便利なツールになるかもしれません。
デジカメの選び方は、防水性があるものは湿気に強いので、長期保管にも優れています。
耐久性 | ★★★ |
耐水性 | 該当なし |
ハッキング対策 | ★★★ |
長期保管適正 | ★★★ |
デジカメの内蔵メモリーに保管することができるので、メタマスクやハードウェアウォレットを復元する際に、秘密鍵やリカバリーフレーズを画面上で見られるので便利です。
撮影するときは、どのウォレットか忘れないように付箋に「メタマスク」「Ledger Nano」などと書いて、秘密鍵やリカバリーフレーズと一緒に写真を撮ってください。
写真撮影時は、黒つぶれがないか?ブレていないか?などしっかり文字が読めるか全ての文字を確認してください。また、1枚だけでなく、複数枚撮影して保存することを忘れないでください。
メリットは、撮影することでミスがなくなるという点です。ノートとペンを利用したときには、写し間違いということが発生しますが、デジカメは写真なので、そういったミスはありません。
「スマートフォンやスクリーンショットでいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、iPhoneやAndroidのスマホは、常にwifiやインターネットに接続されています。画像が保存されているストレージやクラウドがハッキングされてしまえば、資産は全て抜き取られてしまいます。
デジカメは、ネット上に繋がっていないためオフラインでの保管が実現できるのです。
評価ポイント:
撮影できるのは大きなメリットで、手書きのように書き間違えを防ぐことができます。内蔵メモリーの容量だけでも複数の秘密鍵とリカバリーフレーズをデータとして保存することが可能です。防水、防塵性能の付いているデジカメですと、耐久性がアップし長期保管としてより良いです。
デジカメを使用時の注意点
秘密鍵やリカバリーフレーズをデジカメで保管する際には、注意すべき点があります。
必ず注意しなければいけないことなので、使用予定の方はよく読んでおいてください。
デジカメをパソコンに接続する
デジカメをパソコンに接続して、画像を移動することも絶対に行ってはいけません。
パソコンに画像を保存するということは、ネット上にアクセスされていることと同じです。
パソコンがハッキングされてしまえば、画像データを抜き取られてしまいます。
Wi-Fi機能付きデジカメ
wifi付きのデジカメは、画像を無線で送信できる便利な機能ですが、この機能からハッキングされる危険性があります。
秘密鍵やリカバリーフレーズを保管するには、適さない機能です。
ソニーについている、スマートフォンに無線転送ができるNFC機能などの利用も同様に使用するのはNGです。
あくまでも内蔵メモリー内で保管するだけなので、ネット接続ができないカメラを選びましょう。
バッテリーの寿命
デジタルカメラは、バッテリーを充電して動かすため長い間使っていると電池の寿命が必ず訪れます。
最近では、デジカメの製造を撤退する企業も多いためバッテリーが販売終了していることもあります。
最悪の場合、バッテリーが手に入らず本体に保存しているデータをチェックできなくなるリスクがあることも理解しておかなければいけません。
デジカメの故障
もし、デジカメが壊れてしまったら保存していた秘密鍵やリカバリーフレーズの画像を見ることができなくなってしまいます。
カメラが故障で、処分するときもリスクが伴います。カメラの内蔵メモリーというのは、詳しい人だとデータを復元できてしまいます。
そうした方が、仮想通貨に精通しているとウォレットを復元して資産を奪うこともできてしまいます。これは、カメラを修理に出すことも同じことが言えます。人の手に渡らないように注意してください。
カメラの故障も考慮して、SDカードを併用するのがおすすめです。デジカメが壊れたとしてもメモリーカードに保存しておけば別のデジカメを利用することで、内部の画像を確認することができます。
SDカード
デジタルカメラやミラーレス一眼などで撮影した秘密鍵やリカバリーフレーズをSDカードに保存しておくことも安全な保管方法と言えるでしょう。
ただし、SDカードには1年から2年の寿命があるため10枚など、複数枚に同じ内容の写真を撮影して保存しておきましょう。
写真ですと、ノートに自分で手書きする時のように間違いが発生しないことが大きなメリットだと言えるでしょう。
耐久性 | ★★★ |
耐水性 | 該当なし |
ハッキング対策 | ★★★ |
長期保管適正 | ★★★★ |
カメラで撮影したものをSDカードで保存することには、ノートで秘密鍵などの長い英数字を書くといった煩わしい作業を軽減できます。
評価ポイント:
デジタルカメラを利用して、SDカードへ保存することでカメラが壊れてしまったときのデータ損失リスクを下げることができます。導入コストも比較的に低く、10枚、20枚セットで購入しておけば複数の場所で簡単に管理ができるようになります。軽量でコンパクトなので、どこにでも保管ができます。
SDカードで保存・故障時の注意点
SDカードに秘密鍵やリカバリーフレーズを保存するには、注意すべき点がいくつかあります。
しっかり覚えておきましょう。
パソコンへの接続は厳禁
SDカードもデジカメ同様にパソコンに接続することをしてはいけません。
デジカメのUSBケーブルやメモリーカードリーダーを利用してハッキングされる恐れもあります。
画像をパソコンに移行することでもデータを盗み取られてしまう可能性もあるため、画像はデジカメ本体の画面で確認してください。
黒とび、手ブレに注意
秘密鍵とリカバリーフレーズを撮影する際には、黒とびや手ぶれに注意して撮影しましょう。
撮影環境によっては、文字が黒く潰れてしまったり、文字がブレて見えないといったミスが発生します。
しっかりピントを合わせて固定した状態で撮ってください。画面や室内の明るさ、露光を調節することで黒とびが防げます。
撮った画像を何度も確認することと、念の為、複数の画像を撮って保管しておきましょう。
SDカードの寿命
SDカードにも、寿命があります。
通常使用で、2年から3年ほどと言われています。こちらは通常使用での寿命です。高温多湿を避けて保管してください。
秘密鍵やリカバリーフレーズの保管だけならさらに数年問題ないことも一般的ですが、データを定期的にカメラで確認しておくことが必要です。
また、新しいSDカードを購入してデータを入れ替えることも大切です。
データの入れ替え方法としては、新たに購入したSDカードを過去に記入したリカバリーフレーズを再度撮影することです。何のウォレットなのか忘れないように、ウォレット名を書いた付箋やメモと一緒に撮影しましょう。
メモリーカードにも種類があり、メモリースティックやmicroSDカードといったものもあります。どの記録媒体も寿命はほぼ同じでしょう。コンパクトフラッシュは、10年間ほど壊れないものもあるようです。
また、少し高めのメモリーカードは高品質で安定性があり、耐久性に特化しているので、さらに寿命が長いでしょう。
保管は複数枚のSDカードで
1枚のSDカードだけで保管するのは非常に危険です。
SDカード10枚セットなど、安価で販売されているため10枚全てを使って撮影しておくことをおすすめします。
複数枚で、保管しておけばそれだけ損失のリスクが減ります。
SDカードよりもコンパクトフラッシュの方が耐久性に優れており、寿命が長いのでそちらもおすすめです。ただし、コンパクトフラッシュ対応のカメラはデジタル一眼カメラなので、持っていない方はコスト面でのハードルが上がってしまいます。
SDカードが故障したら
修理に出したりそのまま処分するとデータを復元されてしまう危険性があります。
SDカードが故障したら修理などには出さずに、はさみで端子部分を細かく刻んで捨ててください。
SDカードによって、データ復旧機能のサービス付きやソフトウェアが付いてくるものも存在しますが、こちらも保存している秘密鍵やリカバリーフレーズがハッキングされてしまう危険性があるので、絶対に利用しないでください。
秘密鍵とリカバリーフレーズの保管は金庫で
上で紹介した方法で、秘密鍵とリカバリーフレーズのバックアップを取ったら保管場所は金庫がおすすめです。
仮想通貨やNFTもお金と同様ですので、バックアップしたものを人に見られたり、盗まれてしまうと資産を全て失うことになります。自宅の適当な場所に置いといて紛失してしまうケースも多々あります。
そうしたリスクを回避するためにも金庫で保管することはとても大切です。通帳や他の資産の管理も一緒にできるので家庭に一台は持っておきたいですね。
複数の場所で管理するのがおすすめ
秘密鍵とリカバリーフレーズの保管は、一箇所ではなく複数の場所で管理しましょう。
例えば、3冊のノートを購入して全て同じ内容を3冊全てに書いてください。そしてその3冊は全て別々の場所に保管しましょう。例えば、1つは金庫に。もう一つは別の金庫。最後は、部屋の棚というようにリスクを分散しておけば、もし紛失したときにも安心です。
複数の場所で、管理していればもし一つを紛失してしまっても別の場所で保管しているので、資産を取り戻すことができます。
全て同じ場所に放置してなくなってしまうと全データを損失するので大変危険です。リスク分散は大切なことです。
他にもノートだけでなく、金属タグ、SDカードなど複数のツールを利用して保存しておくと、データ紛失のリスクをさらに下げることができます。
色々な方法で、分散して保管することをおすすめします。
まとめ
今回は、秘密鍵とリカバリーフレーズとは何か?安全に保管するおすすめの方法5選を紹介しました。
秘密鍵とリカバリーフレーズを保管するのに注意すべき点がいくつかあったので、おさらいしておきましょう。
秘密鍵とリカバリーフレーズを保管時の注意点
- 再発行できない
- 紛失したら資産を失う
- 誰にも見せてはいけない
- オフラインでの保管
- 複数の場所で管理
以上のことを覚えておきましょう。
この記事で紹介した安全に保管する方法の複数を組み合わせることを推奨します。
秘密鍵とリカバリーフレーズの紛失防止とハッキング対策として早めに導入しておきましょう。