Enjin Wallet(エンジンウォレット)を復元するために、リカバリーフレーズが重要だということはご存知でしょうか。
このフレーズを忘れてしまったり、無くしてしまうとウォレット内に入っている資産を取り戻せなくなってしまいます。この単語を「忘れた」「紛失した」といった声を聞くことも少なくありません。
そういった方に朗報です。ウォレットにログインできる状態ですと、リカバリーフレーズが確認できるのです。
今回の記事では、Enjin Wallet(エンジンウォレット)のリカバリーフレーズを確認する方法を紹介します。
Enjin Wallet(エンジンウォレット)の正しい作成方法とリカバリーフレーズのバックアップの仕方は、以下の記事で解説しております。併せてチェックしてください。
・Enjin Wallet(エンジンウォレット)を作成・復元する方法
Enjin Wallet(エンジンウォレット)のリカバリーフレーズとは?
Enjin Wallet(エンジンウォレット)のリカバリーフレーズは、12単語で構成されています。
このフレーズは、ウォレットを新規で作る際に生成されます。自分しか確認できないものとなっています。他人はもちろん、Enjin社でさえ確認することができません。
リカバリーフレーズは、ウォレットを復元(インポート)する際に、利用します。
つまり、このフレーズを忘れてしまったり、紛失してしまうと二度とウォレットを復元できなくなってしまうということです。
ウォレットを作成時、12単語を書き間違えたり、順番を間違えてしまっても復元ができなくなってしまいます。
復元ができないということは、ウォレット内に入っているコインやトークン、無料配布されたNFTなどを取り戻すことができず、結果的に全てを失うことになります。
そういった状況に陥らないためにも、Enjin Wallet(エンジンウォレット)の作成方法から正しい手順で作業しなければなりません。
Enjin Wallet(エンジンウォレット)のリカバリーフレーズは確認できる?
Enjin Wallet(エンジンウォレット)のリカバリーフレーズを「忘れた、もしくは紛失した。」といった際は、ある一定の条件を満たしていればフレーズを確認することができます。
その条件は「Enjin Wallet(エンジンウォレット)にログインできる。」という条件を満たさなければいけません。
もし、アプリを削除してしまったり、すでに機種変更している方は、残念ながらリカバリーフレーズの確認ができなくなってしまいます。
それ以外の方で、アプリにログインができるといった方は、リカバリーフレーズを取り戻すことができるかもしれません。
それでは、手順を見ていきましょう。
Enjin Wallet(エンジンウォレット)のリカバリーフレーズを確認する手順
ここからは、Enjin Wallet(エンジンウォレット)のリカバリーフレーズを確認する手順を画像付きで解説していきます。
流れは、非常にシンプルです。
3ステップで12単語のフレーズをチェックできます。
確認後は、必ずノートなどに手書きをしてバックアップをとっておきましょう。
1.Enjin Wallet(エンジンウォレット)の設定を表示
まず、お使いのiPhoneもしくは、AndroidのスマートフォンでEnjin Wallet(エンジンウォレット)アプリを起動します。
続いて、ウォレットの右に「縦並びの3つの黒点」をタップしてください。
2.リカバリーフレーズをバックアップ
画面下部分に、複数の設定タブが表示されます。
その中の「バックアップ」をタップしましょう。
ここで、生体認証が起動しますのでFace IDもしくは、指紋認証を行なってください。
パスワード入力設定にしている場合もそのまま打ち込んでください。ちなみにですが、パスワードがわからなくなってしまった方もリカバリーフレーズの確認ができません。
3.リカバリーフレーズの表示完了
これで、リカバリーフレーズが表示されました。
この12単語のフレーズは、順番通りに、且つスペルミスがないようにノートなどに書き留めておいてください。
リカバリーフレーズをバックアップする際の注意点
リカバリーフレーズをバックアップする際は、以下の点に注意してください。
注意点をまとめます。
・リカバリーフレーズをスクリーンショットはダメ
・オンラインでの保管はダメ(PCのメモやエクセルなどもダメ)
・3〜4箇所の異なる場所に書いておく(メモやノートなどに)
・シークレットリカバリーフレーズを無くすと資産を失う
・スペルミスに注意
・数字の順番通り書き写すこと
この12単語を他人に覚えられてしまうと、Enjin Wallet(エンジンウォレット)内の資産を動かすことができてしまいます。
何があっても、他人に見せてはいけません。
また、パソコンやスマホでの保管も禁止されています。端末のハッキングは、資産流出のリスクがあるからです。
このフレーズの管理は、インターネットと完全に切り離された環境で保管してください。
ノートとボールペンで複数の場所に書き留めておくのが安全だと言えるでしょう。
シークレットリカバリーフレーズなどをハッキングから守るための対策を以下の記事でまとめています。必ずチェックしておきましょう。
まとめ
今回の記事では、Enjin Wallet(エンジンウォレット)のリカバリーフレーズを確認する方法を解説しました。
リカバリーフレーズを忘れてしまったり、紛失した際の「取り戻せる、取り戻せない」には、ある一定の条件がありました。
もう一度おさらいしておきましょう。
リカバリーフレーズが取り戻せる時と取り戻せない時のパターン
既に機種変更済み | 取り戻せない |
アプリを削除 | 取り戻せない |
スマホを紛失・破損 | 取り戻せない |
アプリにログインできる | 取り戻せる |
この表を見ると、Enjin Wallet(エンジンウォレット)のリカバリーフレーズを確認するためには、とてもシビアな条件だということが理解できたと思います。
どの仮想通貨ウォレットにも共通するのですが、このEnjin Wallet(エンジンウォレット)も簡単にフレーズを取り戻せないからこそ、セキュリティ面に強いのです。
これが容易に取り戻せてしまったら、すぐにハッカーたちの餌食になってしまいます。
今回の記事では、リカバリーフレーズついての理解が深まったと思います。
ウォレットを新規作成する際は、最善の注意を払いながら手順に従って作成することと、リカバリーフレーズを紛失してしまわないように、複数の場所にバックアップしておくことが重要です。