「ビットコインの今後はどうなるの?」と日本や世界の人たちが注目しています。
ビットコインは終わり、将来1億円になるといった様々な意見があるようです。
将来の相場について、誰にも分かりません。チャートは生き物のように常に動いていて急落することもあれば突然に高騰することだってあります。
私もビットコインが、今後どのように推移しているのか関心を持っています。
そこで、この記事ではビットコイン1万円を10年間放置投資します。そして、10年後どうなるのかを検証していきたいと思います。
この企画と「ビットコイン1万円チャレンジ」と題して、ビットコイン放置投資を決行します。
ビットコインを購入する取引所
ビットコインを日本国内の仮想通貨取引所を利用します。
ビットコインは、コインチェック(Coincheck)などで購入することができます。
ちなみにですが筆者は、ビットコインやイーサリアムなどにも分散投資、積立投資を行っています。
ビットコインの保管方法
ビットコイン1万円チャレンジでは、「Ledger Nano」というコールドウォレットで保管します。
Ledger Nanoについての詳細や購入方法については以下に記載しています。併せてチェックしてください。
コールドウォレットとは、別名ハードウェアウォレットと言います。
USB型のお財布で、パソコンやiPhone、Androidなどのスマートフォンと連携できる機器もあります。
ハードウェアウォレットの種類
ハードウェアウォレットの種類は、次のようなものがあります。
・Ledger Nano
・TREZOR Wallet
ハードウェアウォレットは、暗号資産を安全に保管できるので必須ツールと言えるでしょう。
Ledger NanoとTREZOR ウォレットに導入をお考えの方は、以下の記事で詳しい情報を紹介しています。ぜひチェックしてください。
安全に仮想通貨を保管するためにも導入をおすすめします。
Ledger Nanoで仮想通貨を保管する理由
Ledger Nanoで仮想通貨を保管する理由は、以下となります。
・ハッキング対策
・取引所が倒産しても資産が守られる
・資産の推移がリアルタイムで見られる
・様々なコインやトークンを管理できる
Ledger Nanoの対応通貨は、ビットコインだけでなく、イーサリアムやリップル、ライトコインといった主要銘柄はもちろんERC20トークンやNFTなど5000種類以上に対応しています。
さて、ビットコイン1万円チャレンジでハードウェアウォレットを利用する一番の理由は、ハッキング対策と利用している取引所がもしも倒産してしまった時のリスク対策です。
なくなってしまった資産を保証してくれる取引所もありますが、そうでない取引所もあります。
10年の間に何が起こるか分かりませんので、リスクやセキュリティ面を考えてハードウェアウォレットでビットコインを保有します。
ビットコイン1万円チャレンジのルール
ここからは、ビットコイン1万円チャレンジ(放置投資)のルールです。
ビットコイン1万円チャレンジ(放置投資)のルール
- 投資通貨: ビットコイン
- ティッカーシンボル: BTC
- 投資金額: 1万円
- 保有場所: Ledger Nano
- 保有期間: 10年間
- 買い増し: なし
以上がビットコイン1万円チャレンジのルールとなります。
ビットコインが初めて取引された時のチャート
ビットコインが取引され始めたのは、2009年です。
この頃の厳密なチャートは見つかりませんでしたが、ビットコインの元々の価値は0円です。
2009年10月に、インターネット上で、シリウスという名で知られたフィンランドのコンピュータサイエンス(計算機科学)の学生、Martti Malmi(マルティ・マルミ氏)が5,050枚のビットコインを約 414.65インドルピーで売却し、ビットコインの価値は0.0009ドル(日本円で約0.14円)をつけました。
その後、少しずつ取引がされ価格が上昇していき2010年7月13日には、0.06183ドル(日本円で約8.6円)まで伸びていました。
現在では、相場を大きく伸ばしたビットコインですが、なぜここまで有名になったのでしょうか?
ビットコインが話題になった理由と歴史
ビットコインでの初めてのトランザクション履歴は170ブロックとなっており、日付は2009年1月12日です。Finneyという人がビットコイン作成者と言われるサトシナカモトから10ビットコインを受け取ったそうです。
そして、ビットコインが注目された理由に大きく話題になったお話があります。
2枚のピザを10,000枚のビットコインで購入?
2010年5月22日はプログラマーのLaszlo Hanyecz(ラズロ・ハニェツ氏)は、パパ・ジョン(Papa John’s Pizza)でピザを注文しました。自宅に配達しに来た、Jeremy Sturdivant(ジェレミー・スターディヴァント氏)からピザ2枚を10,000BTCで購入したことが始まりでした。
当時このピザの価値は、約41ドルでした。
もし現在も保有していたとなれば、驚くような価格となっています。ビットコインの価格は現在、約3万ドルです。もし現在も10,000BTC保有していたとすると、400億円を超える価値になっていることになります。
こうしたことで話題になり、5月22日は、毎年「Pizza Day(ピザの日)」と言われ、仮想通貨ファンの人たちはこの日にピザを食べてお祝いするという風習ができました。
家を売ってビットコインに全財産を投資?
他にも大きく名を挙げた人がおり、世界最大取引所であるBinance(バイナンス)の創業者、チャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)もビットコインに投資をして有名になった一人です。
チャンポン・ジャオは、元々IT関連に携わっておりビットコインに注目をし始めました。彼は、ビットコインに将来性があると判断をして、2014年に自宅を手放して財産を全てビットコインに投資をしました。
その後、暗号資産取引所「バイナンス」を立ち上げました。2017年には、ICOフームが到来すると独自通貨である「バイナンスコイン(BNB)」を発行して仮想通貨バブルに乗り、1500万ドルを資金を調達したと言われています。
バイナンスは、世界で最も利用されている取引所となり、彼もまた暗号資産業界を大きくするために貢献した中の一人です。
アメリカ合衆国で発行されている経済雑誌「フォーブス(Forbes)」の表紙にもなり一躍注目を浴びました。
ビットコインが、ここまで大きくなるとは誰一人として予想もしていなかったでしょう。
ビットコイン「現在から10年前のチャート」
下の画像は、この記事投稿時点から、ちょうど10年前のビットコイン週足チャートです。利用しているツールは、TradingViewというWebサイトです。
利用したチャート:
TradingView
TradingViewに登録すると、ビットコインのような数多くの仮想通貨データ、日本、海外株式など過去のチャートを詳細に見ることができます。また、移動平均線やRSI、出来高など複数のツールも利用することができるのでおすすめです。
この頃は、少しずつ海外で注目が集まってきている一方で、まだ世間からビットコインが怪しいとか詐欺だとか言われていた頃でしょう。
2013年初頭、ビットコインの価格は、13ドル付近で推移していました。
1月の初めから上昇が始まり同年、4月中旬に最高値の約260ドルをつけました。
そこから200ドル越えのボラティリティを伴いながら、大きな調整をしていきます。
そして、7月の初めに調整時の最安値、65ドルをつけています。
10円前のチャートでは、7月初めの最安値で調整が完了し、徐々に7月から9月まで価格を伸ばします。9月30日に40ドルほど大きな下落から一気に戻し、10月から11月にかけて急騰します。そして、11月4日に過去最高値(ATH)を更新しました。
10年前の調整時期の最安値と同じ7月に「ビットコイン1万円チャレンジ(放置投資)」を行うことを考えました。
ビットコイン1万円チャレンジ開始
それでは、ビットコイン1万円チャレンジを開始します。
取引所から1万円の日本円を入金する
早速、取引所から1万円分のビットコインを購入します。
今回は、コインチェック(Coincheck)を利用して、ビットコインを購入していきます。
以下からコインチェックの口座を無料で開設できます。
取引所からウォレットへの送金手数料が発生するので、実際には少し多めの入金をします。投資金額に少し誤差が発生するのでその点はご理解ください。
1万円分のビットコインを購入する
取引所でビットコインを1万円分購入します。
最後にビットコインをハードウェアウォレットに移動します。
Ledger Nanoへビットコインを送金
ビットコイン1万円チャレンジは、「10年間という長期投資」です。
セキュリティ面と安全面を考えてハードウェアウォレット、Ledger Nanoへ送金します。
日本国内の取引所からLedger Nanoウォレットにビットコインを送金する方法は、以下の記事で詳しく解説しています。併せてチェックしてください。
以下が実際に送金したビットコインです。
送金してから、少し時間が経って少し資産が減っています。
Ledger Live(レジャーライブ)というアプリでビットコインの価格推移が見られます。
ハードウェアウォレットに興味がある方は、以下の記事で詳しく紹介しております。
初回!2023年7月8日ビットコイン1万円チャレンジのポートフォリオ
2023年7月8日のポートフォリオです。
ビットコイン1万円チャレンジですが、手数料の関係で多めに入れたため投資開始時点の価格が10,763円となってしまいました。その点はご理解ください。
日付 | 2023年7月8日 |
銘柄 | ビットコイン |
ティッカーシンボル | BTC |
枚数 | 0.00249557 BTC |
投資時の価値 | 10,763円 |
現在の価値 | 10,711円 |
損益 | -52円(0.483%DOWN) |
入金から7時間が経過しましたが、大きな変動はありませんでした。
損益は、-52円と微減となりました。
Ledger Nanoは、上の画像のように、リアルタイムでポートフォリオが見られるので便利です。ハッキング対策にもなるので、長期保有している方は、導入すべきでしょう。
2023年7月8日更新、ビットコイン1万円チャレンジポートフォリオとチャートの推移
以下はTradingView、2023年7月8日の週足チャートです。
2023年6月5日時点で200日移動平均線を下抜けをし、6月19日の週足で4000ドル幅の大きな上昇をしています。
現在は、3万ドルをキープのボックス内レンジを継続しています。
この「ビットコイン1万円チャレンジ」は、まだ始まったばかりです。
このビットコインと10年間保有するので、価格がどう変化するのかちょっと違った楽しみ方をしています。
暴落して半減以下になることもあれば、2倍、3倍と高騰することもあるかもしれません。
今後の仮想通貨業界、ビットコインはどうなっていくのかとても気になりますね。
チャートだけでなく、日々のニュースにも注目していきたいと思います。
2023年10月24日更新、ビットコインチャート1万円チャレンジポートフォリオとチャートの推移
ビットコイン1万円チャレンジ、初回公開から3ヶ月以上が経ちました。
今回は、そのポートフォリオがあれからどのように変化したのかについてと、ビットコインのチャート推移について記録していきます。
まずは、一番気になるビットコイン1万円チャレンジのポートフォリオを公開します。
日付 | 2023年10月24日 |
銘柄 | ビットコイン |
ティッカーシンボル | BTC |
枚数 | 0.00249557 BTC |
投資時の価値 | 10,763円 |
現在の価値 | 12,959円 |
損益 | +2,196円(20.4%UP) |
ビットコインは、Ledger Nanoのハードウェアウォレットで保有しています。
以前と比較すると、アップデートによりLedger Liveアプリのレイアウトが変わりました。
さて、2023年10月23日から大きな変化がありました。
含み益は、+2196円となりました。
投資開始時点からの上昇率は、約20.4%となっています。
続いて、2023年10月24日時点のビットコインチャートをみていきましょう。
2023年10月24日ビットコインチャート
以下は、2023年10月24日はTradingViewのチャートです。
今回は、日足で1年間のビットコインチャートに着目します。
ビットコインは、2023年10月15日を境に少しずつ上昇していました。
そして、2023年7月13日時点の最高値31818ドルを2023年10月23日に今年最高値を更新しました。
現在は、さらに値を伸ばし一時35000ドルを超えていました。
ETF承認のフェイスニュースが流れたことやその期待などから価格が大きく上昇したと言われています。
ブラックロックの現物ETF「iShares BITCOIN SPOT ETF(iBTC)」も今後承認される可能性もあるので注目でしょう。
2024年4月20日更新、ビットコイン1万円チャレンジポートフォリオの推移
日付 | 2024年4月20日 |
銘柄 | ビットコイン |
ティッカーシンボル | BTC |
枚数 | 0.00249557 BTC |
投資時の価値 | 10,763円 |
現在の価値 | 24,646円 |
損益 | +13,883円(128.9%UP) |
前回の更新から随分と期間が空いてしまい、久々の更新となってしまいました。
最近は、随分と暖かくなってきましたね。皆さんは、桜は見られましたか?
さて、2024年4月20日、ビットコイン1万円チャレンジ、10年間ほったらかし投資の運用成績の結果です。
現在保有しているビットコインの価値は、24,646円となり、+13,883円の含み益となっています。パーセンテージにすると、128.9%アップで、投資時の価格から2倍以上になりました。
ビットコイン4度目の半減期
本日、このタイミングで記事を更新したのは、皆さんもご存知の通り2024年4月20日9時9分に「4回目のビットコイン半減期(Bitcoin Halving)」を迎えたというのが理由です。
半減期は、ビットコインのマイニング報酬(ブロック報酬)が半分になるイベントのことです。今回の半減期で、1ブロック毎の報酬が6.25 BTCから3.125 BTCに減少になりました。
半減期は、4年に1回訪れます。
それでは、過去の半減期後の価格推移を見てみましょう。
半減期の時期 | 1年後の価格推移 |
1回目 2012年11月28日 | 900円 → 10万円 |
2回目 2016年7月9日 | 6万円 → 28万円 |
3回目 2020年5月11日 | 90万円 → 610万円 |
4回目 2024年4月20日 | 980万円 → ? |
上記が、過去の半減期を迎えて、1年後の価格推移となっています。
1回目〜3回目まで、全て上昇した経緯があり、今回、4回目の半減期を迎え1年後も上昇されるのではないかと注目されています。
現在、ビットコインは、ETF承認や半減期を迎える前にすでに大きく上昇しており、1000万円前後の価格で推移しています。
すでに月足では、買われすぎ水準に到達しているため、今後長期間かけて大幅な調整の可能性もあるでしょう。
また、今回の下落は、先日起こったイランによるイスラエルへのドローンやミサイル攻撃による影響もあったとみられます。今後の動向によっては、ビットコインもさらに大きな影響を受ける可能性もあります。
それでもチャートは、上昇基調にあるので、目線は上で継続していきます。
最後に
この記事では、ビットコイン1万円チャレンジ(放置投資)したら10年後はどうなるのかについて検証しています。
数ヶ月毎など、価格とビットコインチャートの推移を定期的に更新していく予定です。
「ビットコイン1万円チャレンジ 仮想通貨とクジラ」で検索して、お時間のある時に立ち寄ってください。
今後の動向にも注目していただけたら嬉しいです。